富士通(6702)がソレキア(9867)をTOBへ

2017/03/16

企業分析

H29.3.16に富士通(6702)がソレキア(9867)を100%子会社化することを目的として公開買付することが公表された。


平成 29 年2月3日にソレキアに対する佐々木ベジ氏による 公開買付(買付価格2800円)に対し反対表明を行なった経緯があった。


買収後の影響等は以下のとおりであるが、富士通において負ののれん償却益が43億円程度発生する見込である。


【TOB当事者】
TOB対象者 ソレキア(9867)
TOB実施者 富士通(6702)
【公開買付期間】
2017/3/17
2017/4/28
【買取株式】
直近株価 2,730
TOB価格 3,500
プレミアム 28.2%
直近発行済株数 867,912 自己株除く
下限買取株式数 555,042 66.7%
上限買取株式数※ 867,912 100.0%
※非応募者株数含む
下限買収額 1,943 百万円
上限買収額 3,038 百万円
【買取新株予約権】
TOB価格 -
直近新株予約権残数 -
買収額 - 百万円
【TOB対象会社であるソレキア(9867)の財務内容】
現預金 3,414 百万円
有利子負債 1,167 百万円
純資産 7,360 百万円
総資産 5,388 百万円
計画営業利益 220 百万円
計画最終利益 110 百万円
ROE 1.5%
ROA 2.0%
PBR 0.32
利益/時価総額 4.6%
【TOB実施会社である富士通(6702)の財務内容】
現預金 380,918 百万円
有利子負債 611,011 百万円
純資産 809,599 百万円
総資産 3,161,315 百万円
計画営業利益 120,000 百万円
計画最終利益 85,000 百万円
ROE 10.5%
ROA 2.7%
【TOBが富士通(6702)の決算にあたえる影響】
負ののれん償却益 (4,322) 百万円
のれん償却年数 -
のれん償却費 - 百万円
買収後営業利益増加 220 百万円
買収後最終利益増加 110 百万円
投資利回り 3.6%
買収後ROA 2.7%
買収後ROE 10.5%