三井ハイテック(6966)の業績・株価・財務分析(H30.4期時点)

2018/06/08

企業分析

【三井ハイテックの事業内容】
金型(プレス用金型)、電子部品(リードフレーム、IC組立製品)、電機部品(モーターコア製品)、工作機械の製造・販売。
電機部品の売上はトヨタ自動車向けが多い。
中国をはじめとする海外向け売上の割合が5割を超える。

【三井ハイテックの業績推移】
(前年同期比分析)
前年同期比で売上に関して直近Q累積額は前年比で+1,838百万円であり、前Q比で+9.9%となった。営業利益では前期比で▲ 255百万円であり、前Q比で▲50.4%となった。

(直近四半期比較分析)
売上に関して直近Qは前Q比で▲ 183百万円であり、前Q比で▲0.9%となった。
営業利益は直近Qは前Q比で+75百万円であり、前Q比で+42.6%となった。
最終利益は直近Qは前Q比で▲ 1,561百万円であり、前Q比で▲81.9%となった。

【三井ハイテックの時価総額、事業価値、PBR,PER等】
直近純資産額49,667百万円に対して時価総額は53,725百万円、ネットキャッシュは-3,017百万円、事業価値は56,742百万円、総資産額79,086百万円のうち、固定資産が35,068百万円を占める。
PERは会社予想利益に基づくと53.7倍、直近Q年換算数値に基づくと38.9倍、直近Qの4倍の前提に基づくと38.9倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは1.1倍である。


 

スポンサーリンク



【三井ハイテック(6966)の業績・PER分析】
損益計算書/ 指標 年間予想 直Q年換算 H30.4 H30.1 H29.10 H29.7
 売上(百万円) 87,000 81,564 20,391 20,574 20,198 19,402
 営業利益(百万円) 1,500 1,004 251 176 702 758
営業利益率 1.7% 1.2% 1.2% 0.9% 3.5% 3.9%
 経常利益(百万円) 1,500 610 305 1,856 758 781
 最終利益(百万円) 1,000 1,380 345 1,906 498 710
 ROE 2.0% 2.8% 2.8% 15.4% 4.0% 5.7%
 ROA(IPO後) 1.3% 1.7% 1.7% 9.6% 2.5% 3.6%
 EV/EBIT倍率 37.8 倍 56.5 倍 56.5 倍 80.6 倍 20.2 倍 18.7 倍
PER 53.7 38.9 38.9 7.0 27.0 18.9
金型セグメント売上 7,144 1,786 2,052 1,882 1,845
金型セグメント営業利益 800 200 202 185 202
電子部品セグメント売上 43,776 10,944 11,004 11,070 10,506
電子部品セグメント営業利益 132 33 99 452 522
電機部品セグメント売上 32,388 8,097 7,853 7,930 7,653
電機部品セグメント営業利益 2,696 674 473 600 532
売上全体では大きな増減はないが、営業利益率がH30.1期から低下し収益性が悪化している。
特に売上依存度が最も大きい電子部品セグメントの収益性が悪化しており、利幅がほとんど取れない状況になっている。
年間予想に対してH30.4期はやや出遅れた感がある。
貸借対照表(単位:百万円)
純資産 49,667 総資産 79,086 発行済株 37,995千株
ネットキャッシュ (3,017) 事業価値 56,742 固定資産 35,068
株価(H30.6.8)時点 1,414 時価総額 53,725 PBR 1.08 倍