トヨタ自動車(7203)第1四半期決算発表

8/4にトヨタ自動車(7203)の第1四半期決算が発表された。

前年同期比で売上高はマイナス5.7％の6,589十億円、最終利益はマイナス14.5％の552十億円となった。
通期予想売上は26,000十億円、最終利益は1,450十億円であるため1Ｑの進捗状況としては悪くなく、2～4Ｑは多少悲観的な予想となっている。
業績予想の前提となる想定レートは102円/ドル、113円/ユーロである。

自動車の販売台数は2.8％増加(日本国内では8.8％増)したものの、為替変動の影響が235十億円あったため減収減益だった。

販売台数を地域別で見ると全世界で2,172千台のうち、日本が511千台(23％)、北米が715千台(33％)、欧州が222千台(10％)、アジアが384千台(17％)であり海外依存度が非常に高くなっていることが分かる。

貸借対照表では直近決算期と比べて「その他包括損益累計額」が687十億円減少したため、株主資本合計で619十億円減少し16,127十億円となった。包括損益累計額の減少は為替換算調整勘定がマイナス535十億円、有価証券評価損益がマイナス342十億円のインパクトが大きいものとなり、1Ｑの四半期包括損益はマイナス135十億円となった。

事業別セグメントでは金融部門があるものの自動車部門での営業利益割合が全体の84％を占めている。