2016年年度設備投資計画調査の発表

2016/08/04

経済

【国内設備投資】

資本金10億円以上の大企業においては製造業が昨年比14.5%増、非製造業が8.8%増と5年連続の増加となりそうである。
なお、2015年度の実績では製造業が昨年比8.8%増、非製造業が3.0%増であった。
(計画数値の中には実施されないプロジェクトがあり計画値は実績値に向けて下方修正される「くせ」がある)

また、設備投資は引き続きキャッシュフローの範囲内に留まる見込みである。
ちなみに、97年までは設備投資/キャッシュフロー比率は100%を超えており、割合は徐々に減少傾向にある。

2017年度においては全産業で5.7%のマイナス見込みとなっている。


【海外設備投資】

全産業でマイナス1.3%、2015年度実績でもマイナス1.6%と減少傾向にある。
海外設備投資比率は2012年以降に減少傾向にある。


【研究開発計画】
16年度計画においては全産業で4.0%の増加を見込んでいる。
特に非製造業の増加見込みが8.8%と大きい、電機機械部門が△0.5%と唯一のマイナス計画である。


【情報化投資】
全産業で26%の増加を見込む、2015年度実績でも17%の増加であった。
特に、非製造業のうち、卸売・小売、電力・ガスの伸びが大きい。