ミクシィ(2121)第1四半期決算発表

2016/08/05

企業分析

8/5にミクシィ(2121)の第1四半期決算が発表された。

 ミクシィの経営成績について前年同期比で売上高はマイナス5.5%で47十億円、営業利益はマイナス17.3%の20十億円となった。

 通年予想では218十億円、営業利益は80十億円であり、売上進捗率は21%、営業利益は25%であり、2~4Qでも同様に推移する見込みである。
年間最終利益予想は54十億円、配当性向は20%程度の業績予想である。

 ミクシィの自己資本比率は85%、無借金であり、現金預金を104十億円保有していることから財務内容は非常に良好である。
 今年度末においては税金費用控除後でも54十億円の利益計上見込みであり、さらに資金が潤沢になる見込みである。

 スマートフォンの契約数は今後もさらに伸びることが予想されるが、3周年を迎える「モンスターストライク」のライフタイムの長期化が課題になるであろう。

 ミクシィが保有する資金は潤沢にあるため、将来に向けた新ゲームの開発に力を入れていくべきである。
 
 現時点でのミクシィのPERは5.8倍と非常に割安に見えるが今後の収益悪化を市場は織り込んでいるということであろう。

 また、ミクシィのPBRは2.6倍であり、現時点での純資産額が123十億円、当期利益予想が54十億円であることを考えると2~3年で1.0倍も視野に入ることになるため割安感はある。