ファーストリテイリング(9983)、しまむら(8227)、良品計画(7453)、ユナイテッドアローズ(7606)の株価及び財務内容の比較

2016/08/21

企業分析

  衣料品販売大手4社(ファーストリテイリング(9983)、しまむら(8227)、良品計画(7453)、ユナイテッドアローズ(7606))の株価指数及び財務内容を比較した。

項目
ファーストリテイリング(9983)
しまむら(8227)
良品計画(7453)
ユナイテッドアローズ(7606)
経常利益・継続事業税引前利益(年実績)

180十億円
41 十億円
33十億円
11十億円
経常利益・継続事業税引前利益(年予想)

83十億円
(3Q進捗率147%)
(3Q前期比▲42%)
47十億円
(1Q進捗率26%)
38十億円
(1Q進捗率29%)
11十億円
(1進捗率18)
支配株主帰属株主資本(直近Q)

689十億円
309十億円
143十億円
33十億円
株主資本/純資産比率

96%
100
97%
100%
有利子負債

287十億円
0
7十億円
9十億円
時価総額(8/19現在)

3,940十億円
478十億円
547十億円
81十億円
時価総額/株主資本

5.7
1.5
3.8
2.5
時価総額/経常利益(予想)

47.5
10.2
14.4
7.4
海外依存度

売上37
利益27
売上1
利益0
売上32%
利益38
東アジアが利益の4割占める

なし






























 ファーストリテイリングは3Q実績で国内ユニクロ事業は10%の増収、20%の減益、海外ユニクロ事業は10%の増収、18%の減益、グローバルブランド事業(GU,セオリーほかブランド)は13%の増収、15%の増益となった。

 しまむらは1Q実績で前期比7%増収、36%増益であった。

 良品計画も1Q実績で前期比13%増収、17%増益であった。

 ユナイテッドアローズは1Q実績で前期比3%増収、25%減益であった。ネット通販割合の増加、人件費の増加、販促費の増加により減益となった。

 利益予想ではユニクロが減益となるのに対し他の3社は増益もしくは横ばいの見込みである。

 海外依存度について売上高はユニクロが最も高く37%となっているが、利益は無印良品が38%と最も高くなっている。

 海外向け売上については無印良品の利益率の高さが伺える。また、衣料系小売は他の業種と比較して海外利益率が高いと言える。

 しまむら、ユナイテッドアローズはぼぼ国内向け売上である。

 株価と財務指標との比較ではファーストリテイリングがPBR5.7、時価総額/経常利益(予想)47.5と最も割高である。
 次に、良品計画がPBR3.8、時価総額/経常利益(予想)14.4と高くなっている。