武田薬品工業(4502)が7割保有している和光純薬工業に対する買収提案を日立、富士フィルム、投資ファンドが実施しているようである。
なお富士フィルムはすでに9.5%を保有している。
和光純薬工業は創薬用試薬の国内最大手であり、買収希望の各社は成長分野のヘルスケア事業強化に向け、製薬会社や医療機関とパイプを太くすることが目的のようである。
和光純薬工業は有価証券報告書を提出しており公表された有価証券報告書をもとに財務内容を分析した。
3月期決算であり平成24年3月期~28年3月期の5年間では
【売上高】
74十億円~79十億円、ここ数年で増収傾向にあり
【経常利益】
ほぼ横ばいで7~9十億円程度
【親会社帰属利益】
ほぼ横ばいで4.5~5.6十億円程度
【総資産/純資産(直近期)】
152十億円/125十億円、であり自己資本比率は82%と高く、有利子負債もゼロである。
その他の情報としては以下である。
【本店所在地】
大阪市中央区
【開設】
昭和10年2月
【事業】
子会社10社、関連会社6社で試薬、化成品及び臨床検査薬の製造・販売、さらに不動産の維持・管理・賃貸等の事業活動を実施。
総売上高の10%を占める売上先はなし。
【セグメント】
試薬 550人 売上46% 利益44%
化成品 411人 売上20% 利益15%
臨床検査薬 462人 売上32% 利益40%
【人員】
平均給与 7,307千円 平均年齢 40.4才
【研究開発】
50億円/年程度
販売費一般管理費で計上
【海外依存度】
海外売上15%程度
【監査法人】
トーマツ
【貸借対照表】
現金預金は13十億円
関係会社預け金(流動)が30十億円と多額
創業からの歴史も長く、業況も安定している。
経常利益が8十億円とすれば8×10~20=80十億円~160十億円が買収価格となるであろうか。
ちなみに、純資産額は125十億円であるため当該金額を超える買収額であればのれん計上となる。
なお富士フィルムはすでに9.5%を保有している。
和光純薬工業は創薬用試薬の国内最大手であり、買収希望の各社は成長分野のヘルスケア事業強化に向け、製薬会社や医療機関とパイプを太くすることが目的のようである。
和光純薬工業は有価証券報告書を提出しており公表された有価証券報告書をもとに財務内容を分析した。
3月期決算であり平成24年3月期~28年3月期の5年間では
【売上高】
74十億円~79十億円、ここ数年で増収傾向にあり
【経常利益】
ほぼ横ばいで7~9十億円程度
【親会社帰属利益】
ほぼ横ばいで4.5~5.6十億円程度
【総資産/純資産(直近期)】
152十億円/125十億円、であり自己資本比率は82%と高く、有利子負債もゼロである。
その他の情報としては以下である。
【本店所在地】
大阪市中央区
【開設】
昭和10年2月
【事業】
子会社10社、関連会社6社で試薬、化成品及び臨床検査薬の製造・販売、さらに不動産の維持・管理・賃貸等の事業活動を実施。
総売上高の10%を占める売上先はなし。
【セグメント】
試薬 550人 売上46% 利益44%
化成品 411人 売上20% 利益15%
臨床検査薬 462人 売上32% 利益40%
【人員】
平均給与 7,307千円 平均年齢 40.4才
【研究開発】
50億円/年程度
販売費一般管理費で計上
【海外依存度】
海外売上15%程度
【監査法人】
トーマツ
【貸借対照表】
現金預金は13十億円
関係会社預け金(流動)が30十億円と多額
創業からの歴史も長く、業況も安定している。
経常利益が8十億円とすれば8×10~20=80十億円~160十億円が買収価格となるであろうか。
ちなみに、純資産額は125十億円であるため当該金額を超える買収額であればのれん計上となる。