JASDAQ上場のセグエグループ(3968)のH28.12期業績予想を分析

2016/12/22

IPO

JASDAQへ上場のセグエグループ(3968)がH28.12期の業績予想を開示した。


【通期業績予想】

売上高 6,878百万円 前期比+11% 直近四半期進捗率73%

営業利益 191百万円 前期比+49% 直近四半期進捗率68%

当期純利益 153百万円 前期比+55% 直近四半期進捗率63%




【公募価格と予想利益に基づくPER、PBR】

公募価格を前提とした時価総額(オーバーアロットメント含む)は2,343百万円である。

上記の予想利益と、公募価格に基づくPER(潜在株式考慮後)は16.4倍である。
公募価格と直近Q決算とIPO増資に基づいた予想PBRは1.8倍である。




【業績予想と前年比較】

当期業績予想の前年比では売上、営業利益、当期純利益はともにプラスである。

売上高が前期比+11%であり、損益分岐点は大きく超えているため固定費増も吸収し営業利益で+49%、当期利益でも+55%と大幅な業績の向上を予定している。



【直近Q進捗率】

直近期(H28.9期)における売上進捗率は73%、営業利益進捗率は68%、当期利益進捗率は63%である。

進捗率は全ての指標で75%以下であり10-12月の第4Qでも伸びが継続する見込みである。



【事業の見通し】


(売上高)

ソリューションプロダクト事業が好調で、ジェイズ・コミュニケーション株式会社が取り扱うITインフラ製品のRuckus Wireless, Inc.(米国)の販売額が前年同四半期比63.5%増加。

ソリューションサービス事業の売上高は前期比2.5%にとどまる見込み。



(売上原価、売上総利益)

28.10月以降の想定レートは105円/ドル。

売上原価は前期比14.5%増の5,315百万円の見込み。





(販売費及び一般管理費、営業利益)

販管費は主に人件費で構成されている。

4Qは3Qの実績を踏まえて算出。
上場業務費用はあるののの前期比2.3%減の1,372百万円を予想。



(営業外、特損)

特別利益15百万円、特別損失27百万円(株評価損)の計上見込み。

法人税負担率は(250-153百万円(最終利益))÷250百万円(税前利益)=39%と適正。








セグエグループ(3968)の基礎情報:

設立:2014年12月、ジェイズ・コミュニケーションが単独株式移転により設立

本社所在地:東京都中央区新川

事業内容:ITインフラ及びネットワークセキュリティ製品に係る設計、販売、運用、保守サービス

業種分類:情報・通信業

決算:12月

監査人:東陽監査法人

主幹事証券:みずほ証券

社長:愛須康之氏、昭和41年生まれ、データコントロルズ出身、平成7年にジェイズ・コミュニケーション株式会社設立