【事業】
設立:2013年11月
本社所在地:東京都港区青山
事業内容:コミック配信サービス「まんが王国」の運営等
業種分類:情報通信
決算:12月
上場市場:マザーズ
監査人:太陽有限責任監査法人
主幹事証券:SMBC日興証券
社長:吉田仁平、昭和46年生まれ、日商岩井等を経て当社に平成19年に入社
【過去の業績推移】
設立がH25.11月であったため実質的な初年度はH26.12期であったが売上は57億円、H27.12期は71億、H28.12期は83億円と急増している。
経常利益はH26.12期で55百万円であったが、H27.12期では705百万円、H28.12期は748百万円と急増。
最終利益もH26.12期が30百万円であったが、H27.12期は232百万円、H28.12期は407百万円まで伸びている。
総資産はH26.12期が69億円、H27.12期が71億円、H28.12期は69億円とほぼ横ばい。
自己資本比率はH26.12期が41%、H27.12期が41%、H28.12期が48%と改善中。
従業員数は40人前後で推移しており大きな変動はない。
【実施する事業】
コミック配信サービス「まんが王国」がコンテンツプラットフォーム事業の主力サービスで売上高全体の90%以上を占める。
サービスは月額有料登録制で月額料金に応じたポイントが毎月付与され、コンテンツを購入するごとにポイントが消費される方式である。
月額会員登録数はH25.12時点で523千人だったものがH28.12時点では622千人へ増加している。
電子取次会社を通さずに直接作家や出版社と利用許諾契約の締結、利用料の支払を行なう点が特徴的である。
売上相手先の38%はNTTドコモ、27%はKDDI、19%はソフトバンクと携帯キャリアへの売上が大部分を占めている。
【損益(直近)】
(売上、売上総利益)
売上は毎期増加傾向にあり、粗利率は50%前後で推移しているため売上増利益額も毎期増加傾向にある。
売上原価の大部分はロイヤリティ(作家、出版社への支払い)であるが、売上高の10%程度は携帯キャリア向けの決済手数料である。
(販管費、営業損益)
売上、粗利の増加に伴い販管費も増加しているが粗利額の増加以下であるため営業利益額は毎期増加している。
ただし、H28.12期は粗利額の増加率よりも販管費の増加率が高かったため営業利益の伸びは前期比2%と売上増加率の伸びと比べて伸び悩んでいる。
H28.12期の販管費3,413百万円のうち広告宣伝費が2,639百万円を占めている。
(最終利益)
「最終利益÷営業利益」比率はH28.12期でも51%であり、他の年度では50%以下である。
H26.12期は営業外費用として融資手数料224百万円、支払利息97百万円が計上され、H27.12期は支払利息51百万円、融資手数料49百万円が計上されていることが要因である。
また、毎期計上されているのれん償却費250百万円程度については課税所得の減額要因とならないことも要因である。
【財政状態】
(財務諸表の特徴)
財務諸表に占める「のれん」の割合が極めて大きい。
旧menue株式の取得により生じたのれんが4,288百万円である。
のれんの資産計上を前提とした自己資本比率は48%、有利子負債比率は63%であるが、純資産<のれんとなっている点は特徴的である。
(ROAとROE)
直近決算期であるH28.12期の純資産と想定発行価格による増資と直近決算期の利益を前提としたROA、ROEはそれぞれ5.2%、9.6%と高くはない。
のれんの資産計上によりROAは低めに算出されている。
(IPO調達資金が自己資本へ与える影響)
想定発行価格と公募株式数に基づく調達資金は916百万円であり、直近純資産に対して27%の自己資本増加であり影響額は大きくない。
【株価】
(将来見込み)
売上高、粗利額は順調に伸びているが、同業他社との競争激化により広告費をはじめとする販管費の増加が収益を圧迫する可能性は考慮すべきである。
(PER指標)
直近決算期であるH28.12期の利益を単純年換算した利益と想定発行価格を前提としたPER(希薄化株式考慮済)は28.3倍である。
(PBR指標)
直近決算期であるH28.3期の純資産と想定発行価格による増資を前提としたPBRは2.7倍である。
(その他)
想定発行価格による増資とH28.12期の単純年間換算営業利益に基づいたEBIT倍率は14.7倍であり、EBITDA倍率は9.2倍である。
市場別、業種別PER、PBRの一覧はこちら。
設立:2013年11月
本社所在地:東京都港区青山
事業内容:コミック配信サービス「まんが王国」の運営等
業種分類:情報通信
決算:12月
上場市場:マザーズ
監査人:太陽有限責任監査法人
主幹事証券:SMBC日興証券
社長:吉田仁平、昭和46年生まれ、日商岩井等を経て当社に平成19年に入社
【過去の業績推移】
設立がH25.11月であったため実質的な初年度はH26.12期であったが売上は57億円、H27.12期は71億、H28.12期は83億円と急増している。
経常利益はH26.12期で55百万円であったが、H27.12期では705百万円、H28.12期は748百万円と急増。
最終利益もH26.12期が30百万円であったが、H27.12期は232百万円、H28.12期は407百万円まで伸びている。
総資産はH26.12期が69億円、H27.12期が71億円、H28.12期は69億円とほぼ横ばい。
自己資本比率はH26.12期が41%、H27.12期が41%、H28.12期が48%と改善中。
従業員数は40人前後で推移しており大きな変動はない。
【実施する事業】
コミック配信サービス「まんが王国」がコンテンツプラットフォーム事業の主力サービスで売上高全体の90%以上を占める。
サービスは月額有料登録制で月額料金に応じたポイントが毎月付与され、コンテンツを購入するごとにポイントが消費される方式である。
月額会員登録数はH25.12時点で523千人だったものがH28.12時点では622千人へ増加している。
電子取次会社を通さずに直接作家や出版社と利用許諾契約の締結、利用料の支払を行なう点が特徴的である。
売上相手先の38%はNTTドコモ、27%はKDDI、19%はソフトバンクと携帯キャリアへの売上が大部分を占めている。
【損益(直近)】
(売上、売上総利益)
売上は毎期増加傾向にあり、粗利率は50%前後で推移しているため売上増利益額も毎期増加傾向にある。
売上原価の大部分はロイヤリティ(作家、出版社への支払い)であるが、売上高の10%程度は携帯キャリア向けの決済手数料である。
(販管費、営業損益)
売上、粗利の増加に伴い販管費も増加しているが粗利額の増加以下であるため営業利益額は毎期増加している。
ただし、H28.12期は粗利額の増加率よりも販管費の増加率が高かったため営業利益の伸びは前期比2%と売上増加率の伸びと比べて伸び悩んでいる。
H28.12期の販管費3,413百万円のうち広告宣伝費が2,639百万円を占めている。
(最終利益)
「最終利益÷営業利益」比率はH28.12期でも51%であり、他の年度では50%以下である。
H26.12期は営業外費用として融資手数料224百万円、支払利息97百万円が計上され、H27.12期は支払利息51百万円、融資手数料49百万円が計上されていることが要因である。
また、毎期計上されているのれん償却費250百万円程度については課税所得の減額要因とならないことも要因である。
【財政状態】
(財務諸表の特徴)
財務諸表に占める「のれん」の割合が極めて大きい。
旧menue株式の取得により生じたのれんが4,288百万円である。
のれんの資産計上を前提とした自己資本比率は48%、有利子負債比率は63%であるが、純資産<のれんとなっている点は特徴的である。
(ROAとROE)
直近決算期であるH28.12期の純資産と想定発行価格による増資と直近決算期の利益を前提としたROA、ROEはそれぞれ5.2%、9.6%と高くはない。
のれんの資産計上によりROAは低めに算出されている。
(IPO調達資金が自己資本へ与える影響)
想定発行価格と公募株式数に基づく調達資金は916百万円であり、直近純資産に対して27%の自己資本増加であり影響額は大きくない。
【株価】
(将来見込み)
売上高、粗利額は順調に伸びているが、同業他社との競争激化により広告費をはじめとする販管費の増加が収益を圧迫する可能性は考慮すべきである。
(PER指標)
直近決算期であるH28.12期の利益を単純年換算した利益と想定発行価格を前提としたPER(希薄化株式考慮済)は28.3倍である。
(PBR指標)
直近決算期であるH28.3期の純資産と想定発行価格による増資を前提としたPBRは2.7倍である。
(その他)
想定発行価格による増資とH28.12期の単純年間換算営業利益に基づいたEBIT倍率は14.7倍であり、EBITDA倍率は9.2倍である。
市場別、業種別PER、PBRの一覧はこちら。
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ビーグリー(3981) | |||||
(単位:千円) | H26.12 | H27.12 | 増減 | H28.12 | 進捗/増減 |
売上高 | 5,728,649 | 7,192,494 | 1,463,845 | 8,337,733 | 116% |
年間予想 | 8,337,733 | 100% | |||
売上総利益 | 2,854,807 | 3,807,626 | 952,819 | 4,200,530 | 110% |
販管費 | 2,433,851 | 3,038,397 | 604,546 | 3,413,397 | 112% |
営業利益 | 420,956 | 769,229 | 348,273 | 787,133 | 102% |
年間予想 | 787,133 | 100% | |||
減価償却費 | 667,061 | 538,832 | △128,229 | 472,112 | 88% |
EBITDA | 1,088,017 | 1,308,061 | 220,044 | 1,259,245 | 96% |
支配株主帰属利益 | 30,336 | 232,473 | 202,137 | 407,175 | 175% |
年間予想 | 407,175 | 100% | |||
簡易営業キャッシュフロー | 697,397 | 771,305 | 73,908 | 879,287 | |
年間予想 | 879,287 | ||||
※年間予想はQ数値を年次に単純換算した金額 | |||||
H26.12 | H27.12 | H28.12 | 予想 | ||
売上総利益率 | 49.8% | 52.9% | 50.4% | ||
営業利益率 | 7.3% | 10.7% | 9.4% | 9.4% | |
支配株主帰属利益率 | 0.5% | 3.2% | 4.9% | 4.9% | |
最終利益÷営業利益 | 7.2% | 30.2% | 51.7% | 51.7% | |
ビーグリー(3981)の財政状態 | |||||
H28.12 | |||||
現預金等 | 638,903 | ||||
流動資産 | 2,445,609 | ||||
流動負債 | 2,033,030 | ||||
流動資産ー流動負債 | 412,579 | ||||
うち現金短借以外 | 273,676 | ||||
有利子負債(流動) | 500,000 | ||||
有利子負債(固定) | 1,600,000 | ||||
有利子負債計 | 2,100,000 | ||||
ネット有利子負債 | 1,461,097 | ||||
固定資産 | 4,525,418 | ||||
固定負債 | 1,600,000 | ||||
純資産 | 3,337,997 | ||||
非支配株主持分 | 0 | ||||
親会社所有者持分 | 3,337,997 | ||||
流動比率 | 120% | ||||
固定長期適合率 | 92% | ||||
自己資本比率 | 48% | ||||
有利子負債比率 | 63% | ||||
ビーグリー(3981)の利益指標 | |||||
H28.12 | 予想 | ||||
ROE | 9.6% | 9.6% | |||
ROA | 5.2% | 5.2% | |||
ビーグリー(3981)の株式数,時価総額の見込み | |||||
上場前発行済株式 | 5,494,500 | 自己株式除く | |||
上場時発行済株式 | 547,200 | オーバーアロットメント含 | |||
引受価額 | 1,674.4 | 円 | |||
上場時調達見込額 | 916,232 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 4,254,229 | ||||
上場時増資額/直近純資産 | 27% | ||||
直近株価 | 1,820 | 想定発行価格 | |||
時価総額 | 10,995,894 | 千円 | |||
非支配株主持分 | 0 | ||||
純有利子負債 | 544,865 | ||||
事業価値 | 11,540,759 | ||||
潜在株 | 283,419 | 潜在株割合 | 4.7% | ||
ビーグリー(3981)の株価指標 | |||||
指標 | H28.12 | 予想 | |||
EBIT倍率 | 14.7 | 14.7 | |||
EBITDA倍率 | 9.2 | ||||
営業利益PER | 14.6 | 14.6 | |||
PER | 28.3 | 28.3 | |||
PBR | 2.7 | ||||
ビーグリー(3981)における従業員の状況 | |||||
H29.1 | |||||
連結人員 | 40 | 人 | |||
親会社単体人員 | 40 | 人 | |||
親会社単体平均年齢 | 34.9 | 才 | |||
親会社単体平均年収 | 5,672 | 千円 | |||
一人あたり年間粗利(連結) | 105,013 | 千円 | |||
一人あたり年間販管費(連結) | 85,335 | 千円 |