日東製網(3524)の業績・株価・財務分析(H30.4期時点)

2018/06/11

企業分析

【日東製網の分析結果】
資金調達における借入金の依存度が高くPERは6.2倍と低いがEV倍率は10.7倍と割安感は大きくない。魚網事業セグメント、陸上事業セグメントともに上向き傾向にあるがH30.1四半期で一度足踏みした。H30.4四半期は盛り返し、貸引の減少、オリジナル商材の積極的販売もあり業績予想を利益では上回った。来期予想は若干の増収増益を計画している。

【日東製網の事業内容】
漁業用・陸上用無結節網及び綟網・ロープ等の製造・販売並びに漁労関係省力機械器具等の商品、水産物の仕入販売を実施。
海外売上高比率は10%未満であるがチリとタイの現地法人を中心として拡販を行い、海外売上30億円を目指している。

【日東製網の業績推移】
(前年同期比分析)
前年同期比で売上に関して直近Q累積額は前年比で+1,063百万円であり、前Q比で+5.9%となった。営業利益では前期比で+181百万円であり、前Q比で+22.2%となった。
(直近四半期比較分析)
売上に関して直近Qは前Q比で+1,626百万円であり、前Q比で+38.1%となった。
営業利益は直近Qは前Q比で+512百万円であり、前Q比で+1113.0%となった。
最終利益は直近Qは前Q比で+304百万円であり、前Q比で+675.6%となった。




【日東製網の時価総額、事業価値、PBR,PER等】
直近純資産額5,568百万円に対して時価総額は4,632百万円、ネットキャッシュは-7,680百万円、事業価値は12,312百万円、総資産額20,433百万円のうち、固定資産が6,488百万円を占める。
PERは会社予想利益に基づくと6.2倍、直近Q年換算数値に基づくと6.5倍、直近Qの4倍の前提に基づくと3.3倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは0.8倍である。


 

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【日東製網(3524)の業績・PER等分析】
損益計算書/ 指標 年間予想 直Q年換算 H30.4 H30.1 H29.10 H29.7
 売上(百万円) 20,000 19,011 5,894 4,268 4,738 4,111
 営業利益(百万円) 1,150 997 558 46 232 161
営業利益率 5.8% 5.2% 9.5% 1.1% 4.9% 3.9%
 経常利益(百万円) 1,000 980 456 84 295 145
 最終利益(百万円) 750 718 349 45 222 102
 最終÷経常比率 75.0% 73.3% 76.5% 53.6% 75.3% 70.3%
 ROE 13.5% 12.9% 25.1% 3.2% 15.9% 7.3%
 ROA(IPO後) 3.7% 3.5% 6.8% 0.9% 4.3% 2.0%
 EV/EBIT倍率 10.7 倍 12.3 倍 5.5 倍 66.9 倍 13.3 倍 19.1 倍
PER 6.2 倍 6.5 倍 3.3 倍 25.7 倍 5.2 倍 11.4 倍
魚網セグメント売上 15,596 4,622 3,428 4,096 3,450
魚網セグメント営業利益 825 447 16 211 151
陸上セグメント売上 3,408 1,271 839 640 658
陸上セグメント営業利益 173 112 30 22 9
その他セグメント売上 6 1 1 2 2
その他セグメント営業利益 (1) (1) - - -
貸借対照表(単位:百万円)
純資産 5,568 総資産 20,433 発行済株 2,594千株
ネットキャッシュ (7,680) 事業価値 12,312 固定資産 6,488
株価(H30.6.11)時点 1,786 時価総額 4,632 PBR 0.83 倍
純資産-ネットキャッシュ 13,248 修正PBR 0.93 倍 修正PER 16.42 倍
株価分析
75日移動平均値 1,801 乖離率 -1%