オハラ(5218)の業績・株価・財務分析(H30.4期時点)

2018/06/14

企業分析

【オハラの分析結果】
最近4四半期の売上は65億円程度で安定し、営業利益は5億円~8億円(営業利益率は10%程度)で推移している。
固定資産271億円のうち、投資有価証券が78億円、工具器具が85億円を占める。
ROEは10%を超える四半期はなく投資収益性は低めである。




【オハラの事業内容】
(1) 光事業
光学ガラス素材、光学機器用レンズ材などの光学製品用途向けの製品群の製造及び販売。
(2) エレクトロニクス事業
半導体露光装置向け高均質ガラスや極低膨張ガラスセラミックス、石英ガラスなどのエレクトロニクス製品用途向けの製品群の製造及び販売。

主な売り先としてキャノン向けが2割程度ある。海外売上比率は半分程度。筆頭株主はセイコーで約2割の株式を保有。キャノンも第2株主で役員の受入も行なっている。



 

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【オハラの業績推移】
(前年同期比分析)
前年同期比で売上に関して直近Q累積額は前年比で+1,594百万円であり、前Q比で+13.9%となった。営業利益では前期比で+952百万円であり、前Q比で+251.2%となった。
(直近四半期比較分析)
売上に関して直近Qは前Q比で+195百万円であり、前Q比で+3.0%となった。
営業利益は直近Qは前Q比で+273百万円であり、前Q比で+51.6%となった。
最終利益は直近Qは前Q比で+574百万円であり、前Q比で+132.9%となった。

【オハラの時価総額、事業価値、PBR,PER等】
直近純資産額43,390百万円に対して時価総額は53,978百万円、ネットキャッシュは6,796百万円、事業価値は47,182百万円、総資産額56,746百万円のうち、固定資産が27,141百万円を占める。
PERは会社予想利益に基づくと22.5倍、直近Q年換算数値に基づくと18.8倍、直近Qの4倍の前提に基づくと13.4倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは1.2倍である。

【オハラ(5218)の業績・PER等分析】
損益計算書/ 指標 年間予想 直Q年換算 H30.4 H30.1 H29.10 H29.7
 売上(百万円) 26,200 26,154 6,636 6,441 6,546 6,599
 営業利益(百万円) 2,700 2,662 802 529 576 760
営業利益率 10.3% 10.2% 12.1% 8.2% 8.8% 11.5%
 経常利益(百万円) 2,900 2,950 935 540 696 891
 最終利益(百万円) 2,400 2,876 1,006 432 253 762
 最終÷経常比率 82.8% 97.5% 107.6% 80.0% 36.4% 85.5%
 ROE 5.5% 6.6% 9.3% 4.0% 2.3% 7.0%
 ROA(IPO後) 4.2% 5.1% 7.1% 3.0% 1.8% 5.4%
 EV/EBIT倍率 17.5 倍 17.7 倍 14.7 倍 22.3 倍 20.5 倍 15.5 倍
PER 22.5 倍 18.8 倍 13.4 倍 31.2 倍 53.3 倍 17.7 倍
光事業セグメント売上 16,684 4,053 4,289 3,982 4,060
光事業セグメント営業利益 1,294 299 348 201 336
エレクトロニクスセグメント売上 9,470 2,583 2,152 2,565 2,539
エレクトロニクスセグメント営業利益 1,368 503 181 375 424
セグメント売上 - - - - -
セグメント営業利益 - - - - -
貸借対照表(単位:百万円)
純資産 43,390 総資産 56,746 発行済株 24,326千株
ネットキャッシュ 6,796 事業価値 47,182 固定資産 27,141
株価(H30.6.14)時点 2,219 時価総額 53,978 PBR 1.24 倍
純資産-ネットキャッシュ 36,594 修正PBR 1.29 倍 修正PER 19.66 倍
株価分析
75日移動平均値 2,484 乖離率 -11%