信越化学(4063)の業績・株価・財務分析(H30.6期時点)

2018/07/25

企業分析

【信越化学(H30.6四半期)の分析結果】
利幅の大きき半導体シリコンは四半期連続増収増益を達成。他の部門でも好調を維持し30.6四半期は高売上、高営業利益を達成した。




【信越化学の事業内容】
塩化ビニル、か性ソーダ等の製造・販売を主体とする「塩ビ・化成品事業」、シリコーンの製造・販売を主体とする「シリコーン事業」、セルロース誘導体、金属珪素等の製造・販売を主体とする「機能性化学品事業」、半導体シリコンの製造・販売を主体とする「半導体シリコン事業」、希土類磁石、合成石英製品等の製造・販売を主体とする「電子・機能材料事業」、信越ポリマーグループの事業および建設・修繕をはじめとする各種役務提供を行う「加工・商事・技術サービス事業」を実施。
アメリカを中心とした海外売上比率は7割を超える。
実質無借金で財務内容は良好。


【信越化学の業績推移】
(前年同期比分析)
前年同期比で売上に関して直近Q累積額は前年比で+47,391百万円であり、前Q比で+14.1%となった。営業利益では前期比で+21,263百万円であり、前Q比で+28.7%となった。
(直近四半期比較分析)
売上に関して直近Qは前Q比で+3,301百万円であり、前Q比で+0.9%となった。
営業利益は直近Qは前Q比で+1,913百万円であり、前Q比で+2.0%となった。
最終利益は直近Qは前Q比で▲ 19,185百万円であり、前Q比で▲20.7%となった。




【信越化学の時価総額、事業価値、PBR,PER等】
直近純資産額2,399,346百万円に対して時価総額は4,611,222百万円、ネットキャッシュは822,308百万円、事業価値は3,788,914百万円、総資産額2,842,777百万円のうち、固定資産が1,174,580百万円を占める。
PERは会社予想利益に基づくと17.1倍、直近Q年換算数値に基づくと15.6倍、直近Qの4倍の前提に基づくと15.6倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは1.9倍である。


【信越化学(4063)の業績・PER等分析】
損益計算書/ 指標 年間予想 直Q年換算 H30.6 H30.3 H29.12 H29.9
 売上(百万円) 1,500,000 1,534,532 383,633 380,332 366,174 358,684
 営業利益(百万円) 360,000 381,620 95,405 93,492 87,011 82,177
営業利益率 24.0% 24.9% 24.9% 24.6% 23.8% 22.9%
 経常利益(百万円) 370,000 397,724 99,431 90,070 90,021 83,177
 最終利益(百万円) 270,000 294,872 73,718 92,903 62,607 57,015
 最終÷経常比率 73.0% 74.1% 74.1% 103.1% 69.5% 68.5%
 ROE 11.3% 12.3% 12.3% 15.5% 10.4% 9.5%
 ROA(IPO後) 9.5% 10.4% 10.4% 13.1% 8.8% 8.0%
 EV/EBIT倍率 10.5 倍 9.9 倍 9.9 倍 10.1 倍 10.9 倍 11.5 倍
PER 17.1 倍 15.6 倍 15.6 倍 12.4 倍 18.4 倍 20.2 倍
塩ビ・化成品セグメント売上 496,084 124,021 137,261 126,460 126,630
塩ビ・化成品セグメント営業利益 105,272 26,318 28,047 24,721 22,822
シリコーンセグメント売上 229,180 57,295 54,831 53,720 52,385
シリコーンセグメント営業利益 54,072 13,518 13,502 13,561 12,717
半導体シリコンセグメント売上 364,000 91,000 82,880 78,668 75,374
半導体シリコンセグメント営業利益 120,036 30,009 26,719 24,507 21,964
貸借対照表(単位:百万円)
純資産 2,399,346 総資産 2,842,777 発行済株 426,570千株
ネットキャッシュ 822,308 事業価値 3,788,914 固定資産 1,174,580
株価(H30.7.25)時点 10,810 時価総額 4,611,222 PBR 1.92 倍
純資産-ネットキャッシュ 1,577,038 修正PBR 2.40 倍 修正PER 14.03 倍
株価分析
75日移動平均値 10,750 乖離率 1%



 

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