吉野家ホールディングス(9861)の業績・株価・財務分析(H30.5期時点)

2018/07/06

企業分析

【吉野家ホールディングスの分析結果】
H30.5期は前年同期比で売上は横ばいだが栄養利益は大幅減少し赤字となった。PER80倍を前提とする年間予想利益の達成も簡単ではない状況になっている。はなまる事業は持ち直したが、吉野家事業が減収減益と良くない。予想固定資産79十億円のうち、建物が29十億円、差入れ補償金が15十億円を占める。


【吉野家ホールディングスの事業内容】
吉野家⇒日本国内における牛丼等のファストフード店経営およびフランチャイズ店舗への経営指導等。
はなまる⇒日本国内におけるセルフ式讃岐うどん等のファストフード店経営およびフランチャイズ店舗への経営指導等
アークミール⇒ステーキおよびしゃぶしゃぶレストラン経営等
京樽⇒鮨のテイクアウト店および回転寿司レストラン経営等


【吉野家ホールディングスの業績推移】
(前年同期比分析)
前年同期比で売上に関して直近Q累積額は前年比で+1,301百万円であり、前Q比で+2.7%となった。営業利益では前期比で▲ 926百万円であり、前Q比で▲123.8%となった。
(直近四半期比較分析)
売上に関して直近Qは前Q比で▲ 2,266百万円であり、前Q比で▲4.4%となった。
営業利益は直近Qは前Q比で▲ 1,603百万円であり、前Q比で▲112.5%となった。
最終利益は直近Qは前Q比で▲ 284百万円であり、前Q比で+273.1%となった。





【吉野家ホールディングスの時価総額、事業価値、PBR,PER等】
直近純資産額56,543百万円に対して時価総額は135,939百万円、ネットキャッシュは-10,786百万円、事業価値は146,725百万円、総資産額119,027百万円のうち、固定資産が79,596百万円を占める。
PERは会社予想利益に基づくと80.0倍、直近Q年換算数値に基づくとNA倍、直近Qの4倍の前提に基づくとNA倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは2.4倍である。


 

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【吉野家ホールディングス(9861)の業績・PER等分析】
損益計算書/ 指標 年間予想 直Q年換算 H30.5 H30.2 H29.11 H29.8
 売上(百万円) 211,000 199,176 49,794 52,060 48,754 49,196
 営業利益(百万円) 4,100 (712) (178) 1,425 458 1,388
営業利益率 1.9% -0.4% -0.4% 2.7% 0.9% 2.8%
 経常利益(百万円) 4,700 (176) (44) 1,611 545 1,611
 最終利益(百万円) 1,700 (1,552) (388) (104) 305 871
 最終÷経常比率 36.2% 881.8% 881.8% -6.5% 56.0% 54.1%
 ROE 3.0% -2.7% -2.7% -0.7% 2.2% 6.2%
 ROA(IPO後) 1.4% -1.3% -1.3% -0.3% 1.0% 2.9%
 EV/EBIT倍率 35.8 倍 (206.1) (206.1) 25.7 倍 80.1 倍 26.4 倍
PER 80.0 倍 NA NA NA 111.4 倍 39.0 倍
吉野家セグメント売上 99,636 24,909 27,528 25,486 24,067
吉野家セグメント営業利益 2,044 511 1,896 1,203 1,050
はなまるセグメント売上 29,420 7,355 6,674 6,773 6,909
はなまるセグメント営業利益 1,568 392 60 199 551
アークミールセグメント売上 21,384 5,346 5,708 5,275 5,744
アークミールセグメント営業利益 (344) (86) 97 (98) 142
貸借対照表(単位:百万円)
純資産 56,543 総資産 119,027 発行済株 64,548千株
ネットキャッシュ (10,786) 事業価値 146,725 固定資産 79,596
株価(H30.7.6)時点 2,106 時価総額 135,939 PBR 2.40 倍
純資産-ネットキャッシュ 67,329 修正PBR 2.18 倍 修正PER 86.31 倍
株価分析
75日移動平均値 2,117 乖離率 -1%