平成27年7月期における貿易統計

2016/08/18

経済

 8/18に財務省から平成28年 7月分貿易統計(速報)が公表された。

 前年同月比では円高による要因で輸出が14%のマイナスで5,728十億円、輸入が25%のマイナスの5,214十億円となった。資源価格の下落により輸入のマイナス幅が大きい結果となり、貿易黒字となった。

 主な項目及び主な輸出先の増減は以下のとおりである。

 平成27年7月度 主要製品輸出の状況(カッコ内は前年同期比)

項目
アメリカ
EU
アジア
乗用車(台数)


158,051
(0)
57,747
(+9.2%)
54,597
(8.5%)
乗用車(金額)
371,166百万円
(9.5)
109,261百万円
(7.2%)

106,204百万円
(15.3%)
一般機械(金額)

252,128百万円
(10.6)

153,851百万円
(12.7)
613,762百万円
(8)
電気機器(金額)

157,818百万円
(15)

113,450百万円
(▲13)
685,477百万円
(13)














 乗用車については台数ではEU向けが前年同月よりも多かったものの、アジア向けが8.5%と大幅に減少した。アメリカ向けの台数は横ばいであった。
 金額ベースでは円高を原因として全ての地域で減額となった。

 アメリカ、EUでは乗用車と比べて一般機械、電気機器は減額幅が大きかった、アジアでは乗用車ほど減額幅は大きくなかった。