トヨタ自動車(7203)、日産自動車(7201)、ホンダ(7267)、マツダ(7261)の株価及び各種指標の比較

2016/08/19

企業分析

 平成29年3月期の第1Q時点でのトヨタ自動車(7203)、日産自動車(7201)、ホンダ(7267)、マツダ(7261)の株価及び各種指標を比較した。

項目
トヨタ自動車(7203)
日産自動車(7201)
ホンダ(7267)
マツダ(7261)
経常利益・継続事業税引前利益(年実績)

2,983十億円
862十億円
635十億円
223十億円
経常利益・継続事業税引前利益(年予想)

1,780十億円
(1Q進捗38)
800十億円
(1Q進捗25)
705十億円
(1Q進捗41)
176十億円
(1Q進捗26)
支配株主帰属株主資本(直近Q)

16,127十億円
4,388十億円
6,496十億円
955十億円
株主資本/純資産比率

92
92
97
98
時価総額(8/16現在)

19,610十億円
4,305十億円
5,305十億円
912十億円
時価総額/株主資本

1.22
0.98
0.82
0.95
時価総額/経常利益(予想)

11.0
5.5
7.5
5.2
時価総額/経常利益1Q実績×4

7.2
5.5
4.5
4.9
海外依存度

70(売上)
56(営業利益)
84(売上)
63(営業利益)
87%(売上)
1Q日本は営業赤字
72(売上)
50(営業利益)

ターゲット時価総額

13,937十億円(29)
5,120十億円(19)
5,752十億円(8)
1,145十億円(26)






























※ターゲット時価総額は「(経常利益年間予想×7.3倍(4社平均)+1Q実績経常利益×4×5.5(4社平均))÷2」と仮定した。


 マツダは海外依存度が最も低く、円高の影響を受けにくいと考えられる。
1Q進捗ではホンダが41%と最もいいが、海外依存度が非常に高いため円高の影響を受けやすく2~4Qの円高による下振れが心配される。

 よって、年間予想及び1Q実績を基にした「時価総額/経常利益」の数値がともに良好なマツダが割安な印象を受ける。

 トヨタが割高に見えるのは海外利益の依存度が日産、ホンダよりも低いため円高の影響を他社よりも受けにくいこと、及びトヨタ、レクサスブランドの将来性、安定性が評価されているためであると理解できる。