8/24にリクルートホールディングス(6098)が3つの適時開示を公表した。
① 自己株取得
② 株式売出
③ 新規事業の開始
まず、③については新たな事業として中小企業向けの融資事業を完全子会社の株式会社リクルートファイナンスパートナーズ(資本金25百万円)で行うとのことである。当初の3年間は本格稼動へ向けてのデータ収集を行っていく。Fintech企業との提携も進めていくとのことであり、株式会社インフォマート(2492)との間で協業の検討を開始したことも公表された。
(参考:インフォマート(2492)の財務情報)
国内のBtoBプラットフォーム(企業間電子商取引)事業実施
28/12期見通し 売上6.7十億円(+18%)、経常利益2.3十億円(+12%)見込み
28/6期実績BS 株主資本9.6十億円、有利子負債0.5十億円、ソフトウェア(資産)3.6十億円、現預金5.6十億円
時価総額62十億円程度
また、②については8/24の取締役会において売出にともなう株式需給の影響を緩和するために8,500千株(発行済の1.5%)を上限として8/31日までに立会外取引にて買い付けるとのことである。
ちなみに、6/30時点の発行済株式数(自己株除く)は564,777千株であった。
また、①についても8/24の取締役会で決議されたものであり概要は以下のとおりである。
・売出株式数 61,134株(発行済の約11%)国内向22,434千株、海外向38,699千株と海外向けが多い
・ただし、自己株取得予定の8,500千株については内部消化される可能性がある
・売出人
大日本印刷 12,000千株(約48十億円)
電通 9,000千株(約36十億円)
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 5,000千株(約20十億円)
ほか
・売出価格 9/12~9/14のいずれかの終値に90~100%を乗じた金額
・受渡期日 9/21~9/26のいずれかの日
・オーバーアロットメント 野村證券 上限3,365千株 シンジケートカバー期間 10/11まで
なお、リクルートホールディングの財務内容・企業情報は以下のとおりである。
【平成25年3月期~平成28年3月期までの業績の概要】
売上高:1,049十億円⇒1,588十億円と増収が継続
経常利益:128十億円⇒119十億円と横ばい~やや減少傾向
投資キャッシュフローが継続して▲50十億円~▲110十億円程度であり投資の実行が大きい
⇒無形固定資産(のれん)の取得、子会社株式の取得が大きい
⇒のれんの償却額は40~50十億円/年
【直近セグメントの状況】
「販促メディア事業」:ライフイベントや日常の様々な消費に関する情報サービスを提供
⇒売上22%、利益42%、人員8,293人
「人材メディア事業」:求人広告、人材紹介等のサービスを提供
⇒売上22%、利益40%、人員9,328人
「人材派遣事業」:事務職派遣、製造業務・軽作業派遣、各種専門職派遣等を展開
⇒売上55%、利益22%、人員18,325人
「その他事業」:デジタルコンテンツサービスの企画・運営・受託等
⇒売上0%、利益▲5%、人員143人
海外売上高比率 36%
海外有形固定資産比率 22%
【貸借対照表28/3期】
自己資本 777十億円
有利子負債 15十億円
支配株主持分比率 99%
自己資本比率 68%
のれん(無形資産)が213十億円と多額
⇒10年償却
繰延税金負債が50十億円と多額
【直近Q 28/6期の状況】
前年同期比で売上+18%、経常利益+5%、親会社株主帰属利益▲22%
⇒親会社帰属利益の減少は前年に株売却益71億を経常したため
通年予測 経常利益122十億円(+2.2%)、親会社株主帰属利益74十億円(+14.7%)
【その他法人の情報】
提出会社 平均年齢 35.1才 平均給与9,043千円
【株価指標】
時価総額(8/25時点) 2,218十億円
時価総額/支配株主持分(PBR) 2.9
時価総額/経常利益(予想) 18.2
① 自己株取得
② 株式売出
③ 新規事業の開始
まず、③については新たな事業として中小企業向けの融資事業を完全子会社の株式会社リクルートファイナンスパートナーズ(資本金25百万円)で行うとのことである。当初の3年間は本格稼動へ向けてのデータ収集を行っていく。Fintech企業との提携も進めていくとのことであり、株式会社インフォマート(2492)との間で協業の検討を開始したことも公表された。
(参考:インフォマート(2492)の財務情報)
国内のBtoBプラットフォーム(企業間電子商取引)事業実施
28/12期見通し 売上6.7十億円(+18%)、経常利益2.3十億円(+12%)見込み
28/6期実績BS 株主資本9.6十億円、有利子負債0.5十億円、ソフトウェア(資産)3.6十億円、現預金5.6十億円
時価総額62十億円程度
また、②については8/24の取締役会において売出にともなう株式需給の影響を緩和するために8,500千株(発行済の1.5%)を上限として8/31日までに立会外取引にて買い付けるとのことである。
ちなみに、6/30時点の発行済株式数(自己株除く)は564,777千株であった。
また、①についても8/24の取締役会で決議されたものであり概要は以下のとおりである。
・売出株式数 61,134株(発行済の約11%)国内向22,434千株、海外向38,699千株と海外向けが多い
・ただし、自己株取得予定の8,500千株については内部消化される可能性がある
・売出人
大日本印刷 12,000千株(約48十億円)
電通 9,000千株(約36十億円)
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 5,000千株(約20十億円)
ほか
・売出価格 9/12~9/14のいずれかの終値に90~100%を乗じた金額
・受渡期日 9/21~9/26のいずれかの日
・オーバーアロットメント 野村證券 上限3,365千株 シンジケートカバー期間 10/11まで
なお、リクルートホールディングの財務内容・企業情報は以下のとおりである。
【平成25年3月期~平成28年3月期までの業績の概要】
売上高:1,049十億円⇒1,588十億円と増収が継続
経常利益:128十億円⇒119十億円と横ばい~やや減少傾向
投資キャッシュフローが継続して▲50十億円~▲110十億円程度であり投資の実行が大きい
⇒無形固定資産(のれん)の取得、子会社株式の取得が大きい
⇒のれんの償却額は40~50十億円/年
【直近セグメントの状況】
「販促メディア事業」:ライフイベントや日常の様々な消費に関する情報サービスを提供
⇒売上22%、利益42%、人員8,293人
「人材メディア事業」:求人広告、人材紹介等のサービスを提供
⇒売上22%、利益40%、人員9,328人
「人材派遣事業」:事務職派遣、製造業務・軽作業派遣、各種専門職派遣等を展開
⇒売上55%、利益22%、人員18,325人
「その他事業」:デジタルコンテンツサービスの企画・運営・受託等
⇒売上0%、利益▲5%、人員143人
海外売上高比率 36%
海外有形固定資産比率 22%
【貸借対照表28/3期】
自己資本 777十億円
有利子負債 15十億円
支配株主持分比率 99%
自己資本比率 68%
のれん(無形資産)が213十億円と多額
⇒10年償却
繰延税金負債が50十億円と多額
【直近Q 28/6期の状況】
前年同期比で売上+18%、経常利益+5%、親会社株主帰属利益▲22%
⇒親会社帰属利益の減少は前年に株売却益71億を経常したため
通年予測 経常利益122十億円(+2.2%)、親会社株主帰属利益74十億円(+14.7%)
【その他法人の情報】
提出会社 平均年齢 35.1才 平均給与9,043千円
【株価指標】
時価総額(8/25時点) 2,218十億円
時価総額/支配株主持分(PBR) 2.9
時価総額/経常利益(予想) 18.2