電気機器関連大手4社(ファナック(6954)、安川電機(6506)、キーエンス(6861)、三菱電機(6503))の株価指数及び財務内容を比較した。
項目
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ファナック(6954)
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安川電機(6506)
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キーエンス(6861)
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三菱電機(6503)
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経常利益・継続事業税引前利益(年実績)
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229十億円
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36十億円
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192十億円(変則決算調整後)
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318十億円
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経常利益・継続事業税引前利益(年予想)
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142十億円
(1Q進捗率29%)
想定レート100円/ドル
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28十億円
(1Q進捗率19%)
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開示なし
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255十億円
(1Q進捗率24%)
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支配株主帰属株主資本(直近Q)
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1,274十億円
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179十億円
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1,065十億円
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1,738十億円
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株主資本/純資産比率
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100%
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98%
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100%
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95%
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有利子負債
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0
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47十億円
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0
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404十億円
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時価総額(8/17現在)
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3,520十億円
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380十億円
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4,453十億円
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2,819十億円
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時価総額/株主資本
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2.8
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2.1
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4.2
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1.6
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時価総額/経常利益(予想)
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24.8
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13.6
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23.1
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11.1
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海外依存度
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79%(売上)
アジア向けが38%
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68%(売上)
アジア向けが50%
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53%(売上)
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41%(売上)
32%(営業利益)
アジアが53%
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貸借対照表項目ではファナック、キーエンスの有利子負債がゼロであり財務安定性が非常に高いという反面、負債によるレバレッジが効いていないとも言える。
海外依存度はファナックが最も高く79%であるため円高が業績に与える影響は最も大きいと考えられる。
しかし、ファナックの利益予想の為替前提として100円/ドルを見込んでおり、また1Q進捗率は29%であるため業績予想の下振れ余地は少ないのではないだろうか。
安川電機も海外向依存度がファナックの次に高いがアジア向けの割合が大きく、ドル/円よりも元/円等の影響が大きいのではないか。
「時価総額/経常利益」割合でみると、ファナック、キーエンスが20を超えて非常に高く、安川電機、三菱電機も10を越えており全体として株価は高めではある。