JXホールディングス(5020)第1四半期決算発表

2016/08/04

企業分析

8/4にJXホールディングス(5020)の第1四半期決算が発表された。

前年同期比で売上高は496十億円のマイナスで1,808十億円、最終利益は28十億円のマイナスで25十億円と大幅なマイナスとなった。
通年業績予想は5月から据え置きで売上8,800十億円、最終利益125十億円を見込むものの、2~4Qで取り返すべき利益は大きなものとなった。

ドバイ原油平均では前年同期と比べバレルあたりマイナス18ドルの43ドルと大幅下落となり、銅もポンド当たり60セント安の215セントとなり資源価格の下落が業績に影響を与えた。一方円は前年同期比で13円円高の108円となった。

セグメントで見ると、「エネルギー」はガソリンなどの国内石油製品需要の減少に加えて原発再稼動も影響し減少し、輸出製品売上も円高により悪化した。「石油・天然ガス」も生産量は増加したものの販売価格の下落によりマージン減少しセグメント赤字となった。「金属」も銅価の下落によりセグメント赤字に陥った。

貸借対照表では現金預金の減少、機械装置及び運搬具の減少により総資産は6,311十億円と直近期より413十億円減少した。一方借入金の減少、仕入債務の減少により負債も314十億円減少した。
純資産は為替換算調整勘定の減少により99十億円の減少となった。