【事業】
SAP ERP関連の売上が占める割合は、平成27年12月期で93.0%となり、同社製品への依存度が高い。
SAPジャパン株式会社とSAP ERPパッケージ、その他製品のライセンス販売を許諾されるものとして「SAP PartnerEdge チャネル契約VAR」を1年自動更新で契約している。
従業員は101名、平均年齢34.9歳、平均年収5,169千円。
売上高のうち10%以上を占める先はなく、売り先は分散されている。
取引先としてネットワンシステムズ(7518)があり。
【損益】
売上高、利益水準は直近でほぼ横ばいの印象。
H27.12期は投資有価証券を売却しており営業外収益として売却益11百万円が計上されている。
また、H26.12期は受取配当金として9百万円計上されていた。
売上原価の6~7割は「外注費」であり、労務費と合わせるとほぼ売上原価を占めることになる。
また、販管費も6割が役員報酬含めた人件費である。
【キャッシュフロー】
H27.12期に営業CFが大幅に減少した理由は法人税等の支払いが77百万円増加し100百万円の支出となったためである。
投資CFについてH26.12期に297百万円で投資を行い、H27.12期で309百万円で売却している。短期で購入及び売却を行なった。
無借金経営であり基本的に財務CFの動きはながH28.6期に新株予約権行使による収入が10百万円ある。
【財政状態】
上場前から無借金であり資産の大部分を現預金が占める状況でありキャッシュリッチな会社である。
H27.12期は投資有価証券が292百万円減少しており固定資産残高が大幅に減少した。
固定負債は少額の資産除去債務のみである。
自己資本比率も非常に高く、安定した利益計上により毎期剰余金も積みあがっている。
繰延税金資産に関する評価性積立額はなく一時差異の全額を税金資産として計上している。
【株価】
キャッシュリッチな会社であり、業況が安定している会社であるためPER指標を上げるためにはキャッシュを今後どのように有効利用するかがポイントとなる。
届出書によると上場資金280百万円程度(別途第三者割当60百万円あり)の使途として①優秀な人材の採用・育成等に係る人件費として125,000千円(平成29年12月期:48,000千円、平成30年12月期:77,000千円)②人員拡充に伴う本社オフィス移転に関連する支出として平成29年12月期に35,000千円③SAP ERP後継パッケージのS/4HANAに対応したテンプレート開発費用として平成30年12月期に100,000千円がある。
S/4HANAはSAPが同社の次期フラッグシップ製品となるためある程度の需要は期待できる。
ロックアップ期間は90日でありH28/12/14まで。
純キャッシュを多額に保有しているためEBIT倍率、EBITDA倍率は非常に低い。
また、利益の予想は横ばいであることもありPER、PBRも上場会社平均よりも多少高いレベルであり新規上場にしてはファンダ面でも安いといえるのではないか。
SAP ERP関連の売上が占める割合は、平成27年12月期で93.0%となり、同社製品への依存度が高い。
SAPジャパン株式会社とSAP ERPパッケージ、その他製品のライセンス販売を許諾されるものとして「SAP PartnerEdge チャネル契約VAR」を1年自動更新で契約している。
従業員は101名、平均年齢34.9歳、平均年収5,169千円。
売上高のうち10%以上を占める先はなく、売り先は分散されている。
取引先としてネットワンシステムズ(7518)があり。
【損益】
売上高、利益水準は直近でほぼ横ばいの印象。
H27.12期は投資有価証券を売却しており営業外収益として売却益11百万円が計上されている。
また、H26.12期は受取配当金として9百万円計上されていた。
売上原価の6~7割は「外注費」であり、労務費と合わせるとほぼ売上原価を占めることになる。
また、販管費も6割が役員報酬含めた人件費である。
【キャッシュフロー】
H27.12期に営業CFが大幅に減少した理由は法人税等の支払いが77百万円増加し100百万円の支出となったためである。
投資CFについてH26.12期に297百万円で投資を行い、H27.12期で309百万円で売却している。短期で購入及び売却を行なった。
無借金経営であり基本的に財務CFの動きはながH28.6期に新株予約権行使による収入が10百万円ある。
【財政状態】
上場前から無借金であり資産の大部分を現預金が占める状況でありキャッシュリッチな会社である。
H27.12期は投資有価証券が292百万円減少しており固定資産残高が大幅に減少した。
固定負債は少額の資産除去債務のみである。
自己資本比率も非常に高く、安定した利益計上により毎期剰余金も積みあがっている。
繰延税金資産に関する評価性積立額はなく一時差異の全額を税金資産として計上している。
【株価】
キャッシュリッチな会社であり、業況が安定している会社であるためPER指標を上げるためにはキャッシュを今後どのように有効利用するかがポイントとなる。
届出書によると上場資金280百万円程度(別途第三者割当60百万円あり)の使途として①優秀な人材の採用・育成等に係る人件費として125,000千円(平成29年12月期:48,000千円、平成30年12月期:77,000千円)②人員拡充に伴う本社オフィス移転に関連する支出として平成29年12月期に35,000千円③SAP ERP後継パッケージのS/4HANAに対応したテンプレート開発費用として平成30年12月期に100,000千円がある。
S/4HANAはSAPが同社の次期フラッグシップ製品となるためある程度の需要は期待できる。
ロックアップ期間は90日でありH28/12/14まで。
純キャッシュを多額に保有しているためEBIT倍率、EBITDA倍率は非常に低い。
また、利益の予想は横ばいであることもありPER、PBRも上場会社平均よりも多少高いレベルであり新規上場にしてはファンダ面でも安いといえるのではないか。
(単位:千円) | H26.12 | H27.12 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
売上高 | 2,095,393 | 2,267,917 | 172,524 | 1,182,303 | 52% |
売上総利益 | 501,320 | 520,921 | 19,601 | 309,937 | 59% |
販管費 | 285,668 | 267,500 | △18,168 | 145,018 | 54% |
営業利益 | 215,652 | 253,421 | 164,919 | 65% | |
予想 | 234,000 | 70% | |||
減価償却費 | 8,659 | 3,497 | △5,162 | 2,310 | 66% |
EBITDA | 224,311 | 256,918 | 32,607 | 167,229 | 65% |
支配株主帰属利益 | 141,307 | 162,656 | 21,349 | 99,016 | 61% |
予想 | 147,000 | 67% | |||
営業CF | 211,504 | 99,850 | △111,654 | 108,052 | 108% |
投資CF | △299,380 | 329,040 | 628,420 | △7,273 | -2% |
フリーCF | △87,876 | 428,890 | 516,766 | 100,779 | 23% |
財務CF | 0 | 0 | 0 | 10,125 | #DIV/0! |
現預金 | 855,248 | 1,264,137 | 408,889 | 1,375,041 | 110,904 |
定期預金(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
有価証券(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
現金同等物 | 855,248 | 1,264,137 | 408,889 | 1,375,041 | 110,904 |
流動資産 | 1,143,491 | 1,623,836 | 480,345 | 1,712,943 | 89,107 |
流動負債 | 295,913 | 306,559 | 10,646 | 289,752 | △16,807 |
流動資産ー流動負債 | 847,578 | 1,317,277 | 469,699 | 1,423,191 | 105,914 |
うち現金短借以外 | △7,670 | 53,140 | 60,810 | 48,150 | △4,990 |
有利子負債(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
有利子負債(固定) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
有利子負債計 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ネット有利子負債 | △855,248 | △1,264,137 | △408,889 | △1,375,041 | △110,904 |
固定資産 | 345,826 | 45,367 | △300,459 | 48,613 | 3,246 |
固定負債 | 3,346 | 3,384 | 38 | 3,403 | 19 |
純資産 | 1,190,058 | 1,359,260 | 169,202 | 1,468,401 | 109,141 |
非支配株主持分 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
親会社所有者持分 | 1,190,058 | 1,359,260 | 169,202 | 1,468,401 | 109,141 |
ROE | 11.9% | 12.0% | 10.8% | ||
ROA | 9.5% | 9.7% | 9.3% | ||
ROI | 8.1% | 9.5% | 12.3% | ||
(営業利益/有利負債+時価) | ROI予想 | 8.7% | |||
上場前発行済株式 | 1,432,500 | ||||
上場時発行済株式 | 413,400 | ||||
引受価額 | 883.2 | 円 | |||
上場時調達見込額 | 365,115 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 1,833,516 | ||||
直近株価 | 1,450 | 上場初値 | |||
時価総額 | 2,676,555 | ||||
非支配株主持分 | 0 | ||||
純有利子負債 | △1,740,156 | ||||
事業価値 | 936,399 | ||||
予想 | 実績 | ||||
EBIT倍率 | 4.0 | 3.7 | |||
EBITDA倍率 | 3.6 | ||||
PER | 18.2 | 16.5 | |||
PBR | 1.5 |