【事業】
チェンジの事業は端末・回線・ソフトウェア・ストレージなど、多岐に渡る課題をワンストップで解決するNEW-ITトランスフォーメーション事業を実施。特に、現場で働く人の仕事を支援することを主軸としている。
増資資金使途は人員増加、本社移転にために使うとのこと。
H26.9期の売上のうち76百万円は㈱パスコ向け、75百万円は伊藤忠テクノソリューションズ㈱むけであり、H27.9期においては売上の10%を占める相手先はなく売り先は分散している。
チェンジのH28.7時点での人事情報は従業員数53人、平均年齢34.9歳、平均年収7,36千円。
経営陣は会長、社長、副社長がアンダーセンコンサルティング出身。
主要株主のロックアップ期間は180日でありH29.3.24までである。
【損益】
チェンジの業績についてH27.9期は売上が約2倍となり、営業利益は81%増、最終利益は90%増と大幅な増収増益を達成した。
H28.6期は3Qであるが売上の進捗率は74%と前年並みであるが、売上原価の削減が進み、営業利益、最終利益では前年通年数値を上回る水準を達成している。
売上原価の半分以上を占めるのは「外注加工費」で次に「労務費」が多い。外注への依存度合いが高い。
販管費の半分以上を占めるのは「給与及び手当」である。
【キャッシュフロー】
チェンジの営業CFについては、安定した利益を元に営業CFも安定して+で推移している。
しかし、H27.9期は利益が増加したものの売上債権の増加、法人税支払額の増加によりH26.9期と比較し若干減少となった。
投資CFについて、H26.9期は投資有価証券の取得100百万円、定期預金の預け入れ50百万円があったため▲212百万円であった。
H27.9期は投資有価証券の取得60百万円があったものの、定期預金の戻り50百万円、敷金の返還20百万円もあったため+38百万円となった。
財務CFはH26.9期、H27.9期ともに長期借入金の純返済によりマイナスとなっている。
H27.9期に自己株式処分による収入7百万円計上さている。
【財政状態】
チェンジの貸借対照表で特徴的なことは資産規模に対して「投資有価証券」を多額に保有していることがある。H26.9期は130百万円、H27.9期、H28.6期は160百万円保有している。H28.6期においては固定資産の66%を投資有価証券が占めることになる。満期保有目的の社債であり全てソフトバンクグループ社債もしくは劣後社債である。
固定負債の減少は借入金の返済による減少である。借入金の返済は順調に進んでおり、ネット有利子負債もマイナス残高が増加傾向にあり資金的な余裕は膨らんでいる。
流動項目についてH28.6期に売掛金がH27.9期と比べて106百万円減少した。
また、H28.6期に流動負債が142百万円減少しているが買掛金の減少がH27.9期と比べて115百万円したためである。
上記の通りH28.6期は売掛金、買掛金がともに減少した。
固定資産についてH27.9期に83百万円減少した理由は長期預金の減少50百万円、敷金保証金の減少24百万円の減少があったためである。
【株価】
チェンジは業績は拡大しており、事業内容も魅力的であり将来性もありそうなので発行価格自体も高めの設定となっている。
3Q実績を年度ベースに置き換えた発行価格を基準としたPERは34.7倍と強気である。
唯一の懸念は、H28.6期の売上高の昨年比進捗率が74%と多少横ばいの印象がある点である。
話題性もあり初値は高くなるかもしれないが、PER50倍を前提とすると1,700円で落ち着くことも考えられる。
チェンジの事業は端末・回線・ソフトウェア・ストレージなど、多岐に渡る課題をワンストップで解決するNEW-ITトランスフォーメーション事業を実施。特に、現場で働く人の仕事を支援することを主軸としている。
増資資金使途は人員増加、本社移転にために使うとのこと。
H26.9期の売上のうち76百万円は㈱パスコ向け、75百万円は伊藤忠テクノソリューションズ㈱むけであり、H27.9期においては売上の10%を占める相手先はなく売り先は分散している。
チェンジのH28.7時点での人事情報は従業員数53人、平均年齢34.9歳、平均年収7,36千円。
経営陣は会長、社長、副社長がアンダーセンコンサルティング出身。
主要株主のロックアップ期間は180日でありH29.3.24までである。
【損益】
チェンジの業績についてH27.9期は売上が約2倍となり、営業利益は81%増、最終利益は90%増と大幅な増収増益を達成した。
H28.6期は3Qであるが売上の進捗率は74%と前年並みであるが、売上原価の削減が進み、営業利益、最終利益では前年通年数値を上回る水準を達成している。
売上原価の半分以上を占めるのは「外注加工費」で次に「労務費」が多い。外注への依存度合いが高い。
販管費の半分以上を占めるのは「給与及び手当」である。
【キャッシュフロー】
チェンジの営業CFについては、安定した利益を元に営業CFも安定して+で推移している。
しかし、H27.9期は利益が増加したものの売上債権の増加、法人税支払額の増加によりH26.9期と比較し若干減少となった。
投資CFについて、H26.9期は投資有価証券の取得100百万円、定期預金の預け入れ50百万円があったため▲212百万円であった。
H27.9期は投資有価証券の取得60百万円があったものの、定期預金の戻り50百万円、敷金の返還20百万円もあったため+38百万円となった。
財務CFはH26.9期、H27.9期ともに長期借入金の純返済によりマイナスとなっている。
H27.9期に自己株式処分による収入7百万円計上さている。
【財政状態】
チェンジの貸借対照表で特徴的なことは資産規模に対して「投資有価証券」を多額に保有していることがある。H26.9期は130百万円、H27.9期、H28.6期は160百万円保有している。H28.6期においては固定資産の66%を投資有価証券が占めることになる。満期保有目的の社債であり全てソフトバンクグループ社債もしくは劣後社債である。
固定負債の減少は借入金の返済による減少である。借入金の返済は順調に進んでおり、ネット有利子負債もマイナス残高が増加傾向にあり資金的な余裕は膨らんでいる。
流動項目についてH28.6期に売掛金がH27.9期と比べて106百万円減少した。
また、H28.6期に流動負債が142百万円減少しているが買掛金の減少がH27.9期と比べて115百万円したためである。
上記の通りH28.6期は売掛金、買掛金がともに減少した。
固定資産についてH27.9期に83百万円減少した理由は長期預金の減少50百万円、敷金保証金の減少24百万円の減少があったためである。
【株価】
チェンジは業績は拡大しており、事業内容も魅力的であり将来性もありそうなので発行価格自体も高めの設定となっている。
3Q実績を年度ベースに置き換えた発行価格を基準としたPERは34.7倍と強気である。
唯一の懸念は、H28.6期の売上高の昨年比進捗率が74%と多少横ばいの印象がある点である。
話題性もあり初値は高くなるかもしれないが、PER50倍を前提とすると1,700円で落ち着くことも考えられる。
チェンジ(3962) | 業績推移 | ||||
(単位:千円) | H26.9 | H27.9 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
売上高 | 711,176 | 1,400,138 | 688,962 | 1,037,628 | 74% |
売上総利益 | 279,644 | 519,622 | 239,978 | 439,057 | 84% |
販管費 | 205,210 | 384,858 | 179,648 | 285,203 | 74% |
営業利益 | 74,434 | 134,764 | 153,854 | 114% | |
予想 | 205,139 | 75% | |||
減価償却費 | 9,873 | 14,027 | 4,154 | 6,854 | 49% |
EBITDA | 84,307 | 148,791 | 64,484 | 160,708 | 108% |
支配株主帰属利益 | 43,082 | 82,817 | 39,735 | 93,781 | 113% |
予想 | 125,041 | 75% | |||
営業CF | 131,027 | 102,781 | △28,246 | ||
投資CF | △212,894 | 38,653 | 251,547 | ||
フリーCF | △81,867 | 141,434 | 223,301 | ||
財務CF | △28,832 | △74,332 | △45,500 | ||
現預金 | 205,599 | 271,713 | 66,114 | 330,409 | 58,696 |
定期預金(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
有価証券(流動) | 1,491 | 3,313 | 1,822 | 172 | △3,141 |
現金同等物 | 207,090 | 275,026 | 67,936 | 330,581 | 55,555 |
流動資産 | 440,254 | 550,378 | 110,124 | 506,444 | △43,934 |
流動負債 | 320,332 | 314,253 | △6,079 | 171,461 | △142,792 |
流動資産ー流動負債 | 119,922 | 236,125 | 116,203 | 334,983 | 98,858 |
うち現金短借以外 | 2,774 | 27,207 | 24,433 | 48,389 | 21,182 |
有利子負債(流動) | 89,942 | 66,108 | △23,834 | 43,987 | △22,121 |
有利子負債(固定) | 153,061 | 95,563 | △57,498 | 43,639 | △51,924 |
有利子負債計 | 243,003 | 161,671 | △81,332 | 87,626 | △74,045 |
ネット有利子負債 | 35,913 | △113,355 | △149,268 | △242,955 | △129,600 |
固定資産 | 327,070 | 243,256 | △83,814 | 240,902 | △2,354 |
固定負債 | 166,389 | 108,960 | △57,429 | 59,683 | △49,277 |
純資産 | 280,603 | 370,421 | 89,818 | 516,202 | 145,781 |
非支配株主持分 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
親会社所有者持分 | 280,603 | 370,421 | 89,818 | 516,202 | 145,781 |
ROE | 15.4% | 22.4% | 15.2% | ||
ROA | 5.6% | 10.4% | 11.8% | ||
ROI | 1.8% | 3.4% | 5.3% | ||
(営業利益/有利負債+時価) | ROI予想 | 5.3% | |||
チェンジ(3962)の株式数,時価総額の見込み | |||||
上場前発行済株式 | 2,880,000 | ||||
上場時発行済株式 | 280,000 | ||||
引受価額 | 1,104.0 | 円 | |||
上場時調達見込額 | 309,120 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 825,322 | ||||
直近株価 | 1,200 | 上場時発行価格 | |||
時価総額 | 3,792,000 | ||||
非支配株主持分 | 0 | ||||
純有利子負債 | △552,075 | ||||
事業価値 | 3,239,925 | ||||
潜在株 | 455,700 | 潜在株割合 | 14.4% | ||
チェンジ(3962)の株価指標 | |||||
予想 | 実績 | ||||
EBIT倍率 | 15.8 | 24.0 | |||
EBITDA倍率 | 21.8 | ||||
PER | 34.7 | 52.4 | |||
PBR | 5.3 |