【事業】
セガサミーホールディングス(6460)が実施する事業は「遊技機事業」、「エンタテインメントコンテンツ事業」、「リゾート事業」の3つであり、H27.3期、H28.3期は「遊技機事業」が利益の大部分を獲得していた。しかし、H28.6期においては「エンタテインメントコンテンツ事業」が好調であり最も利益を獲得している。一方、「遊技機事業」の利益は大幅な減少傾向にある。リゾート事業は継続して赤字である。
セガサミーホールディングスの従業員数は連結7,606人、提出会社は133人、提出会社の平均年齢は40.1歳、平均年収は8,494千円である。
【損益】
セガサミーホールディングスの損益についてH27.3期は特別損失を15十億円計上(減損、割増退職金など)しており、税引後利益はマイナスとなった。H28.3期も6十億円の特別損失を計上しているものの最終利益は5十億円の黒字となった。
なおH28.6期は特損計上はほとんどなく、匿名組合精算益(特別利益)が1十億円計上されている。
その結果、H28.6期の最終利益は4十億円計上され進捗率は前年実績比進捗率は78%を達成している。
【キャッシュフロー】
セガサミーホールディングスのキャッシュフローについてH28.3期において売掛金の増加が17十億円あったこと等により営業CFは17十億円程度にとどまった。投資CFについて有形固定資産の取得、投資有価証券の取得等を継続的に行なっておりH27.3期、H28.3期ともに35百万円を超えるマイナスである。結果、セガサミーホールディングスのフリーCFは2期連続マイナスである。
フリーCFは継続してマイナスであり、特にH28.3期のマイナスは18百万円にも上った。その結果、不足した資金は財務CFの長期借入、社債の発行により対応した。
財務CFにおける配当金の支払、自己株取得を合わせるとH27.3期は22十億円、H28.3期は9十億円と利益水準と比較すると多額である。
【財政状態】
セガサミーホールディングスの財政状態についてH27.3期、H28.3 期は有利子負債が増加したものの、現金同等物を差し引いたネット有利子負債はマイナスでありH28.6期時点においても60十億円程度の資金余剰である。
また、固定資産に対する減価償却の割合が大きいことも特徴的である。アミューズメント施設機器 の耐用年数が2~5年と短いことが要因であると考えられる。
【株価】
セガサミーホールディングスは9/28に大幅な上場修正を公表した。
年度の予想修正はなかったものの、中間決算においては大幅な上場修正となった。中間段階で最終利益が21,000百万円予想されているため、年間予想の倍の水準であり今後年度の上方修正も十分に予想される。
仮にH28.6期の最終利益を中間予想の21,000百万円と仮定するとPERは16.2倍となり、中間予想の2倍の42,000百万円と仮定するとPERは8.1倍となる。
中間上方修正の要因はエンタテイメント事業におけるPlayStation®4やスマートデバ イス向けの好調であり長期的継続的に利益貢献できるかどうかが株価を左右するものと考えられる。
セガサミーホールディングス(6460)が実施する事業は「遊技機事業」、「エンタテインメントコンテンツ事業」、「リゾート事業」の3つであり、H27.3期、H28.3期は「遊技機事業」が利益の大部分を獲得していた。しかし、H28.6期においては「エンタテインメントコンテンツ事業」が好調であり最も利益を獲得している。一方、「遊技機事業」の利益は大幅な減少傾向にある。リゾート事業は継続して赤字である。
セガサミーホールディングスの従業員数は連結7,606人、提出会社は133人、提出会社の平均年齢は40.1歳、平均年収は8,494千円である。
【損益】
セガサミーホールディングスの損益についてH27.3期は特別損失を15十億円計上(減損、割増退職金など)しており、税引後利益はマイナスとなった。H28.3期も6十億円の特別損失を計上しているものの最終利益は5十億円の黒字となった。
なおH28.6期は特損計上はほとんどなく、匿名組合精算益(特別利益)が1十億円計上されている。
その結果、H28.6期の最終利益は4十億円計上され進捗率は前年実績比進捗率は78%を達成している。
【キャッシュフロー】
セガサミーホールディングスのキャッシュフローについてH28.3期において売掛金の増加が17十億円あったこと等により営業CFは17十億円程度にとどまった。投資CFについて有形固定資産の取得、投資有価証券の取得等を継続的に行なっておりH27.3期、H28.3期ともに35百万円を超えるマイナスである。結果、セガサミーホールディングスのフリーCFは2期連続マイナスである。
フリーCFは継続してマイナスであり、特にH28.3期のマイナスは18百万円にも上った。その結果、不足した資金は財務CFの長期借入、社債の発行により対応した。
財務CFにおける配当金の支払、自己株取得を合わせるとH27.3期は22十億円、H28.3期は9十億円と利益水準と比較すると多額である。
【財政状態】
セガサミーホールディングスの財政状態についてH27.3期、H28.3 期は有利子負債が増加したものの、現金同等物を差し引いたネット有利子負債はマイナスでありH28.6期時点においても60十億円程度の資金余剰である。
また、固定資産に対する減価償却の割合が大きいことも特徴的である。アミューズメント施設機器 の耐用年数が2~5年と短いことが要因であると考えられる。
【株価】
セガサミーホールディングスは9/28に大幅な上場修正を公表した。
年度の予想修正はなかったものの、中間決算においては大幅な上場修正となった。中間段階で最終利益が21,000百万円予想されているため、年間予想の倍の水準であり今後年度の上方修正も十分に予想される。
仮にH28.6期の最終利益を中間予想の21,000百万円と仮定するとPERは16.2倍となり、中間予想の2倍の42,000百万円と仮定するとPERは8.1倍となる。
中間上方修正の要因はエンタテイメント事業におけるPlayStation®4やスマートデバ イス向けの好調であり長期的継続的に利益貢献できるかどうかが株価を左右するものと考えられる。
![]() |
|
セガサミーホールディングス(6460) | |||||
(単位:百万円) | H27.3 | H28.3 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
売上高 | 366,813 | 347,981 | △18,832 | 70,634 | 20% |
年間予想 | 380,000 | 19% | |||
売上総利益 | 135,371 | 127,372 | △7,999 | 27,992 | 22% |
販管費 | 117,876 | 109,754 | △8,122 | 24,936 | 23% |
営業利益 | 17,495 | 17,618 | 3,056 | 17% | |
年間予想 | 20,000 | 15% | |||
減価償却費 | 21,747 | 21,015 | △732 | 4,917 | 23% |
EBITDA | 39,242 | 38,633 | △609 | 7,973 | 21% |
支配株主帰属利益 | △11,375 | 5,369 | 16,744 | 4,188 | 78% |
年間予想 | 10,000 | 42% | |||
セガサミーホールディングス(6460)のキャッシュフロー | |||||
営業CF | 37,010 | 16,906 | △20,104 | 11,468 | 68% |
投資CF | △37,734 | △35,280 | 2,454 | △4,573 | 13% |
フリーCF | △724 | △18,374 | △17,650 | 6,895 | -38% |
財務CF | △15,058 | 14,285 | 29,343 | △11,151 | -78% |
セガサミーホールディングス(6460)のキャッシュフローの財政状態 | |||||
現預金 | 102,260 | 141,316 | 39,056 | 128,494 | △12,822 |
定期預金(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
有価証券(流動) | 97,210 | 48,401 | △48,809 | 54,052 | 5,651 |
現金同等物 | 199,470 | 189,717 | △9,753 | 182,546 | △7,171 |
流動資産 | 298,021 | 302,292 | 4,271 | 283,428 | △18,864 |
流動負債 | 86,707 | 105,990 | 19,283 | 97,702 | △8,288 |
流動資産ー流動負債 | 211,314 | 196,302 | △15,012 | 185,726 | △10,576 |
うち現金短借以外 | 27,286 | 34,787 | 7,501 | 32,322 | △2,465 |
有利子負債(流動) | 15,442 | 28,202 | 12,760 | 29,142 | 940 |
有利子負債(固定) | 89,118 | 100,895 | 11,777 | 93,908 | △6,987 |
有利子負債計 | 104,560 | 129,097 | 24,537 | 123,050 | △6,047 |
ネット有利子負債 | △94,910 | △60,620 | 34,290 | △59,496 | 1,124 |
固定資産 | 230,637 | 230,664 | 27 | 220,917 | △9,747 |
固定負債 | 119,498 | 127,015 | 7,517 | 117,906 | △9,109 |
純資産 | 322,453 | 299,951 | △22,502 | 288,737 | △11,214 |
非支配株主持分 | 4,289 | 4,415 | 126 | 3,142 | △1,273 |
親会社所有者持分 | 318,164 | 295,536 | △22,628 | 285,595 | △9,941 |
セガサミーホールディングス(6460)の利益指標 | |||||
ROE | -3.6% | 1.8% | |||
ROA | -2.2% | 1.0% | |||
ROI | 4.0% | 3.8% | |||
(営業利益/有利負債+時価) | ROI予想 | 4.4% | |||
セガサミーホールディングス(6460)の株式数,時価総額の見込み | |||||
発行済株式 | 266,229,476 | 自己株式除く | |||
自己株式 | △31,834,800 | ||||
円 | |||||
上場時調達見込額 | 0 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 285,595 | ||||
直近株価 | 1,426 | 直近時点 | |||
時価総額 | 334,247 | ||||
非支配株主持分 | 3,142 | ||||
純有利子負債 | △59,496 | ||||
事業価値 | 277,893 | ||||
潜在株 | 3,467,500 | 潜在株割合 | 1.5% | ||
権利行使価格 | 1,686 | ||||
セガサミーホールディングス(6460)の株価指標 | |||||
指標 | 予想 | 実績 | |||
EBIT倍率 | 13.9 | 15.8 | |||
EBITDA倍率 | 7.2 | ||||
PER* | 33.9 | 63.2 | |||
PBR* | 1.2 | ||||
*潜在株権利行使事項を仮定 | |||||
セガサミーホールディングス(6460)のセグメント別業績 | |||||
売上(百万円) | H27.3 | H28.3 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
遊技機 | 152,763 | 133,407 | △19,356 | 21,360 | 16% |
エンタテイメントコンテンツ | 200,711 | 199,720 | △991 | 46,821 | 23% |
リゾート | 15,054 | 16,450 | 1,396 | 2,701 | 16% |
営業利益(百万円) | H27.3 | H28.3 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
遊技機 | 25,780 | 21,548 | △4,232 | 343 | 2% |
エンタテイメントコンテンツ | 63 | 3,653 | 3,590 | 4,941 | 135% |
リゾート | △2,336 | △1,825 | 511 | △898 | 49% |
セグメント | 説明 | ||||
遊技機 | パチスロ遊技機及びパチンコ遊技機の開発・製造・販売 | ||||
エンタテイメントコンテンツ | ゲーム、アニメ、映画、玩具 | ||||
リゾート | リゾート事業、ホテル、テーマパーク |