【事業】
IPOしたG-FACTORY(3474)の事業はH27.12期に子会社であるGF CAPITAL PTE.LTD.を新規設立したが連単倍率は高く親会社の業績に依存している。よって、H26.12期は単体数値。
G-FACTORYのセグメントは経営サポート事業、飲食事業の2つあり、H27.12期における売上高はそれぞれ1,236M、862Mであり営業利益はそれぞれ379M、89Mである。
直近のH28.6期経営サポート事業が好調であり、売上高、営業利益ともに進捗率が良好である。
ロックアップ期間は180日であり平成29年3月28日まで。
従業員は35名、平均年齢31.7歳、平均年収は4,363千円である。
【損益】
G-FACTORYのH28.6期売上は前年比61%であるが、販管費が前期比47%と増加しておらず、結果として営業利益は半年でほぼ前年分を稼いだ形となった。
販管費が固定費的性質を有しているものと考えられる。
H27.12期における販管費740Mのうち257Mは給与手当である。
【キャッシュフロー】
G-FACTORYのキャッシュフローについてH27.12期は税前利益が275Mあるものの営業CFが▲155Mと大幅なマイナスとなった。
割賦売掛金の増加242M、リース投資資産の増加205Mがあったためであり、業況の急拡大があったことが分かる。
また、H27.12期の投資CFも▲146Mであり、差入保証金支出204M、長期預り保証金受け入れ145Mがあった。
H27.12期は上記の通りフリーキャッシュフローが▲301Mであったため、財務CFの長期借入による収入により資金対応した。
H28.6期において投資CFがプラスとなっている要因は差入れ保証金の回収が276Mあるためである。
【財政状態】
G-FACTORYの貸借対照表について、流動資産のうちCASH以外の資産のうち主なもので割賦売掛金、リース投資資産がある。
H27.12期、H28.6期における割賦売掛金は240M⇒211Mと減少し、リース投資資産は380M⇒381Mと横ばいである。
固定資産の大部分は差入れ保証金でありH27.12期は729M、H28.6期は489Mと大幅減少となった。
固定負債のうち、借入金以外は長期預り保証金が大きい。H27.12期は402M、H28.6期は432Mと増加した。
繰延税金資産にかかる評価性引当額は計上していない。
【株価】
G-FACTORYの発行価格3,240円を前提として、H28.12期の予想利益263百万円を前提とするとIPO希薄化後のPERは17.0倍であり過去の業績の伸びを考慮とすると明らかに割安であった。
初値は5,000円であり初値、予想利益を前提としたPERは26.3倍であり妥当な水準である。
ただし、前日上場のシンクロフードの初値PERが40倍程度であったことを考慮すると上値余地はあるとも言える。
IPOしたG-FACTORY(3474)の事業はH27.12期に子会社であるGF CAPITAL PTE.LTD.を新規設立したが連単倍率は高く親会社の業績に依存している。よって、H26.12期は単体数値。
G-FACTORYのセグメントは経営サポート事業、飲食事業の2つあり、H27.12期における売上高はそれぞれ1,236M、862Mであり営業利益はそれぞれ379M、89Mである。
直近のH28.6期経営サポート事業が好調であり、売上高、営業利益ともに進捗率が良好である。
ロックアップ期間は180日であり平成29年3月28日まで。
従業員は35名、平均年齢31.7歳、平均年収は4,363千円である。
【損益】
G-FACTORYのH28.6期売上は前年比61%であるが、販管費が前期比47%と増加しておらず、結果として営業利益は半年でほぼ前年分を稼いだ形となった。
販管費が固定費的性質を有しているものと考えられる。
H27.12期における販管費740Mのうち257Mは給与手当である。
【キャッシュフロー】
G-FACTORYのキャッシュフローについてH27.12期は税前利益が275Mあるものの営業CFが▲155Mと大幅なマイナスとなった。
割賦売掛金の増加242M、リース投資資産の増加205Mがあったためであり、業況の急拡大があったことが分かる。
また、H27.12期の投資CFも▲146Mであり、差入保証金支出204M、長期預り保証金受け入れ145Mがあった。
H27.12期は上記の通りフリーキャッシュフローが▲301Mであったため、財務CFの長期借入による収入により資金対応した。
H28.6期において投資CFがプラスとなっている要因は差入れ保証金の回収が276Mあるためである。
【財政状態】
G-FACTORYの貸借対照表について、流動資産のうちCASH以外の資産のうち主なもので割賦売掛金、リース投資資産がある。
H27.12期、H28.6期における割賦売掛金は240M⇒211Mと減少し、リース投資資産は380M⇒381Mと横ばいである。
固定資産の大部分は差入れ保証金でありH27.12期は729M、H28.6期は489Mと大幅減少となった。
固定負債のうち、借入金以外は長期預り保証金が大きい。H27.12期は402M、H28.6期は432Mと増加した。
繰延税金資産にかかる評価性引当額は計上していない。
【株価】
G-FACTORYの発行価格3,240円を前提として、H28.12期の予想利益263百万円を前提とするとIPO希薄化後のPERは17.0倍であり過去の業績の伸びを考慮とすると明らかに割安であった。
初値は5,000円であり初値、予想利益を前提としたPERは26.3倍であり妥当な水準である。
ただし、前日上場のシンクロフードの初値PERが40倍程度であったことを考慮すると上値余地はあるとも言える。
G-FACTORY(3474) | |||||
(単位:千円) | H26.12 | H27.12 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
売上高 | 1,594,962 | 2,099,184 | 504,222 | 1,288,764 | 61% |
年間予想 | 2,667,000 | 48% | |||
売上総利益 | 741,000 | 1,016,451 | 275,451 | 615,031 | 61% |
販管費 | 583,171 | 740,884 | 157,713 | 346,782 | 47% |
営業利益 | 157,829 | 275,567 | 268,249 | 97% | |
年間予想 | 413,000 | 65% | |||
減価償却費 | 18,355 | 19,861 | 1,506 | 9,571 | 48% |
EBITDA | 176,184 | 295,428 | 119,244 | 277,820 | 94% |
支配株主帰属利益 | 93,048 | 179,022 | 85,974 | 177,786 | 99% |
年間予想 | 263,000 | 68% | |||
G-FACTORY(3474)のキャッシュフロー | |||||
営業CF | 45,420 | △155,504 | △200,924 | 134,019 | -86% |
投資CF | △59,389 | △146,369 | △86,980 | 262,797 | -180% |
フリーCF | △13,969 | △301,873 | △287,904 | 396,816 | -131% |
財務CF | 137,935 | 315,110 | 177,175 | 478 | 0% |
G-FACTORY(3474)の財政状態 | |||||
現預金 | 442,497 | 455,433 | 12,936 | 855,220 | 399,787 |
定期預金(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
有価証券(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
現金同等物 | 442,497 | 455,433 | 12,936 | 855,220 | 399,787 |
流動資産 | 795,591 | 1,251,395 | 455,804 | 1,629,158 | 377,763 |
流動負債 | 436,858 | 613,234 | 176,376 | 596,199 | △17,035 |
流動資産ー流動負債 | 358,733 | 638,161 | 279,428 | 1,032,959 | 394,798 |
うち現金短借以外 | △3,280 | 343,151 | 346,431 | 354,075 | 10,924 |
有利子負債(流動) | 80,484 | 160,423 | 79,939 | 176,336 | 15,913 |
有利子負債(固定) | 194,426 | 428,713 | 234,287 | 407,905 | △20,808 |
有利子負債計 | 274,910 | 589,136 | 314,226 | 584,241 | △4,895 |
ネット有利子負債 | △167,587 | 133,703 | 301,290 | △270,979 | △404,682 |
固定資産 | 664,161 | 884,902 | 220,741 | 670,032 | △214,870 |
固定負債 | 541,073 | 865,507 | 324,434 | 874,943 | 9,436 |
純資産 | 481,821 | 657,556 | 175,735 | 828,048 | 170,492 |
非支配株主持分 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
親会社所有者持分 | 481,821 | 657,556 | 175,735 | 828,048 | 170,492 |
G-FACTORY(3474)の利益指標 | 予想 | ||||
ROE | 19.3% | 27.2% | 25.9% | 19.2% | |
ROA | 6.4% | 8.4% | 12.5% | 9.2% | |
ROI(営業利益/有利負債+時価) | 2.3% | 3.9% | 7.6% | 5.8% | |
G-FACTORY(3474)の株式数,時価総額の見込み | |||||
上場前発行済株式 | 1,120,000 | ||||
上場時発行済株式 | 182,800 | ||||
引受価額 | 2,980.8 | 円 | |||
上場時調達見込額 | 544,890 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 1,372,938 | ||||
直近株価 | 5,000 | 初値 | |||
時価総額 | 6,514,000 | ||||
非支配株主持分 | 0 | ||||
純有利子負債 | △815,869 | ||||
事業価値 | 5,698,131 | ||||
潜在株 | 79,100 | 潜在株割合 | 6.1% | ||
G-FACTORY(3474)の株価指標 | |||||
予想 | 実績 | ||||
EBIT倍率 | 13.8 | 20.7 | |||
EBITDA倍率 | 19.3 | ||||
PER | 26.3 | 38.6 | |||
PBR | 5.0 | ||||
G-FACTORY(3474)のセグメント別業績 | |||||
売上(千円) | H26.12 | H27.12 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
経営サポート | 1,236,333 | 1,236,333 | 845,001 | 68% | |
飲食 | 862,851 | 862,851 | 443,763 | 51% | |
営業利益(千円) | H26.12 | H27.12 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
経営サポート | 379,178 | 379,178 | 293,590 | 77% | |
飲食 | 89,123 | 89,123 | 71,964 | 81% | |
セグメント | 説明 | ||||
経営サポート | 物件情報サポート、内装設備サポート及びまるごとサポートにて出店サポート | ||||
飲食 | 店舗における飲食業 |