【事業】
ソフトバンクテクノロジーが実施する事業として単一のICT事業を実施している。
サービス区分は以下の3つである。(売上、利益の詳細は以下の「セグメント別業績」参照。)
「デジタルマーケティング」
「プラットフォームソリューション」
「システムインテグレーション」
ソフトバンクテクノロジーの人員数は連結で858名、親会社単体で621名、平均年齢35.8歳、平均年収6,32千円である。(H28.3時点)
研究開発費は14百万円程度。(H28.3期)
筆頭株主はソフトバンクグループで50.18%所有。
【損益】
ソフトバンクテクノロジーのH28.3期は増収増益となり支配株主利益は前期比522百万円増加の1,405百万円となった。
H28.6期第1Qは売上は前期比24%、計画比23%であったものの、粗利額は前期比進捗率21%と低迷し、また販管費は前期比26%の計上となったため、営業利益は238百万円と低迷した。支配株主帰属利益も133百万円と前期比進捗率9%、予測比進捗率9%と低迷している。
このことはソフトバンクテクノロジーのH28.6期1Qの営業利益率が2%、最終利益率が1%と前年通期と比較して低下していることからも分かる。
しかし、H28.6期第1Qの前年同期比では売上+16%、親会社帰属利益+69%であるため業務の性質上4-6月は数字が挙がらない時期とも言える。
ソフトバンクテクノロジーの特徴として営業利益に対する減価償却割合が高いことが挙げられる。
【キャッシュフロー】
上記のとおりソフトバンクテクノロジーは減価償却費、のれん償却額がおおきく、固定資産の取得を積極的に行なってのいることが特徴的である。
H27.3期は投資CFとして有形無形固定資産取得支出1,484百万円、連結子会社株取得支出1,027百万円を計上し、H28.3期は有形無形固定資産取得支出611百万円を計上した。
ソフトバンクテクノロジーのフリーキャッシュフローについてH27.3期、H28.3期ともにプラスであったが、H27.3期は財務Cfとして1,600百万円調達したため財務CFは大幅プラスとなった。また、H28.3期の財務Cfは借入、社債の返済等ありマイナス1,128百万円となった。
また、財務CFとしてH27.3期、H28.3期ともに配当支払い193百万円を計上している。
【財政状態】
ソフトバンクテクノロジーの貸借対照表の特徴として有利子負債はある程度大きく、自己資本比率は50%程度であるものの、有利子負債以上のキャッシュを保有しておりネット有利子負債は大幅なマイナスである。
現預金保有が大きいため、流動比率も150%を超えて良好であり、短期的な資金に問題はないと見られる。
さらには積極的な設備投資資金も手元に保有しているということもできる。
積極的な設備投資を行ないつつも減価償却も進んでいるため固定資産総額は大きく変動していない。
無形固定資産のうち自社利用ソフトゥエアは3~5年、顧客関連資産は12年、のれんは5~10年で償却している。
【株価】
ソフトバンクテクノロジーの10/3時点での株価3,095円を前提とすると平均的水準と比較すると予想EBIT倍率は10.1倍とやや割安で、予想PER21.7倍はやや高めの印象である。
ARM社との提携によりどれだけ業績に寄与するかは未知数であるが、現時点での株価には提携効果が十分に反映されていない水準にも見える。
ソフトバンクテクノロジーが実施する事業として単一のICT事業を実施している。
サービス区分は以下の3つである。(売上、利益の詳細は以下の「セグメント別業績」参照。)
「デジタルマーケティング」
「プラットフォームソリューション」
「システムインテグレーション」
ソフトバンクテクノロジーの人員数は連結で858名、親会社単体で621名、平均年齢35.8歳、平均年収6,32千円である。(H28.3時点)
研究開発費は14百万円程度。(H28.3期)
筆頭株主はソフトバンクグループで50.18%所有。
【損益】
ソフトバンクテクノロジーのH28.3期は増収増益となり支配株主利益は前期比522百万円増加の1,405百万円となった。
H28.6期第1Qは売上は前期比24%、計画比23%であったものの、粗利額は前期比進捗率21%と低迷し、また販管費は前期比26%の計上となったため、営業利益は238百万円と低迷した。支配株主帰属利益も133百万円と前期比進捗率9%、予測比進捗率9%と低迷している。
このことはソフトバンクテクノロジーのH28.6期1Qの営業利益率が2%、最終利益率が1%と前年通期と比較して低下していることからも分かる。
しかし、H28.6期第1Qの前年同期比では売上+16%、親会社帰属利益+69%であるため業務の性質上4-6月は数字が挙がらない時期とも言える。
ソフトバンクテクノロジーの特徴として営業利益に対する減価償却割合が高いことが挙げられる。
【キャッシュフロー】
上記のとおりソフトバンクテクノロジーは減価償却費、のれん償却額がおおきく、固定資産の取得を積極的に行なってのいることが特徴的である。
H27.3期は投資CFとして有形無形固定資産取得支出1,484百万円、連結子会社株取得支出1,027百万円を計上し、H28.3期は有形無形固定資産取得支出611百万円を計上した。
ソフトバンクテクノロジーのフリーキャッシュフローについてH27.3期、H28.3期ともにプラスであったが、H27.3期は財務Cfとして1,600百万円調達したため財務CFは大幅プラスとなった。また、H28.3期の財務Cfは借入、社債の返済等ありマイナス1,128百万円となった。
また、財務CFとしてH27.3期、H28.3期ともに配当支払い193百万円を計上している。
【財政状態】
ソフトバンクテクノロジーの貸借対照表の特徴として有利子負債はある程度大きく、自己資本比率は50%程度であるものの、有利子負債以上のキャッシュを保有しておりネット有利子負債は大幅なマイナスである。
現預金保有が大きいため、流動比率も150%を超えて良好であり、短期的な資金に問題はないと見られる。
さらには積極的な設備投資資金も手元に保有しているということもできる。
積極的な設備投資を行ないつつも減価償却も進んでいるため固定資産総額は大きく変動していない。
無形固定資産のうち自社利用ソフトゥエアは3~5年、顧客関連資産は12年、のれんは5~10年で償却している。
【株価】
ソフトバンクテクノロジーの10/3時点での株価3,095円を前提とすると平均的水準と比較すると予想EBIT倍率は10.1倍とやや割安で、予想PER21.7倍はやや高めの印象である。
ARM社との提携によりどれだけ業績に寄与するかは未知数であるが、現時点での株価には提携効果が十分に反映されていない水準にも見える。
ソフトバンク・テクノロジー(4726) | |||||
(単位:千円) | H27.3 | H28.3 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
売上高 | 39,816,653 | 45,163,237 | 5,346,584 | 10,671,142 | 24% |
前年Q | 9,201,163 | 116% | |||
年間予想 | 47,000,000 | 23% | |||
売上総利益 | 6,292,513 | 7,406,096 | 1,113,583 | 1,584,670 | 21% |
販管費 | 4,893,763 | 5,097,885 | 204,122 | 1,346,027 | 26% |
営業利益 | 1,398,750 | 2,308,211 | 238,643 | 10% | |
前年Q | 180,019 | 133% | |||
年間予想 | 2,400,000 | 10% | |||
減価償却費(のれん償却含) | 1,036,722 | 977,650 | △59,072 | 228,671 | 23% |
EBITDA | 2,435,472 | 3,285,861 | 850,389 | 467,314 | 14% |
支配株主帰属利益 | 883,038 | 1,405,191 | 522,153 | 133,200 | 9% |
前年Q | 78,652 | 169% | |||
年間予想 | 1,500,000 | 9% | |||
H27.3 | H28.3 | H28.6 | 予想 | ||
売上総利益率 | 16% | 16% | 15% | ||
営業利益率 | 4% | 5% | 2% | 5% | |
支配株主帰属利益率 | 2% | 3% | 1% | 3% | |
ソフトバンク・テクノロジー(4726)のキャッシュフロー | |||||
H27.3 | H28.3 | H28.6 | |||
営業CF | 2,665,835 | 1,425,563 | △1,240,272 | 0% | |
投資CF | △2,334,641 | △361,130 | 1,973,511 | 0% | |
フリーCF | 331,194 | 1,064,433 | 733,239 | 0 | 0% |
財務CF | 1,595,217 | △1,128,204 | △2,723,421 | 0% | |
ソフトバンク・テクノロジー(4726)の財政状態 | |||||
H27.3 | H28.3 | H28.6 | |||
現預金 | 5,788,629 | 5,721,789 | △66,840 | 7,282,920 | 1,561,131 |
定期預金(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
有価証券(流動) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
現金同等物 | 5,788,629 | 5,721,789 | △66,840 | 7,282,920 | 1,561,131 |
流動資産 | 14,400,039 | 18,829,431 | 4,429,392 | 15,284,778 | △3,544,653 |
流動負債 | 8,623,860 | 11,758,602 | 3,134,742 | 8,998,709 | △2,759,893 |
流動資産ー流動負債 | 5,776,179 | 7,070,829 | 1,294,650 | 6,286,069 | △784,760 |
うち現金短借以外 | 382,142 | 1,745,103 | 1,362,961 | △604,668 | △2,349,771 |
有利子負債(流動) | 394,592 | 396,063 | 1,471 | 392,183 | △3,880 |
有利子負債(固定) | 1,565,832 | 1,172,893 | △392,939 | 974,708 | △198,185 |
有利子負債計 | 1,960,424 | 1,568,956 | △391,468 | 1,366,891 | △202,065 |
ネット有利子負債 | △3,828,205 | △4,152,833 | △324,628 | △5,916,029 | △1,763,196 |
固定資産 | 7,775,199 | 7,144,761 | △630,438 | 7,127,035 | △17,726 |
固定負債 | 2,577,163 | 2,489,192 | △87,971 | 2,164,113 | △325,079 |
純資産 | 10,974,215 | 11,726,398 | 752,183 | 11,248,991 | △477,407 |
非支配株主持分 | 679,777 | 435,680 | △244,097 | 279,994 | △155,686 |
親会社所有者持分 | 10,294,438 | 11,290,718 | 996,280 | 10,968,997 | △321,721 |
流動比率 | 167% | 160% | 170% | ||
固定長期適合率 | 57% | 50% | 53% | ||
自己資本比率 | 49% | 45% | 50% | ||
ソフトバンク・テクノロジー(4726)の利益指標 | |||||
H27.3 | H28.3 | H28.6 | 予想 | ||
ROE | 8.6% | 12.4% | 4.9% | 13.7% | |
ROA | 4.0% | 5.4% | 2.4% | 6.7% | |
ROI(営業利益/有利負債+時価) | 4.4% | 7.3% | 3.1% | 7.7% | |
ソフトバンク・テクノロジー(4726)の株式数,時価総額の見込み | |||||
発行済株式 | 9,661,329 | 自己株式除く | |||
増資時発行株 | 0 | ||||
引受価額 | 0.0 | 円 | |||
増資時調達見込額 | 0 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 10,968,997 | ||||
直近株価 | 3,095 | 直近時点 10/3終値 | |||
時価総額 | 29,901,813 | ||||
非支配株主持分 | 279,994 | ||||
純有利子負債 | △5,916,029 | ||||
事業価値 | 24,265,778 | ||||
潜在株 | 851,700 | 潜在株割合 | 8.8% | ||
ソフトバンク・テクノロジー(4726)の株価指標 | |||||
指標 | 予想 | 実績 | |||
EBIT倍率 | 10.1 | 10.5 | |||
EBITDA倍率 | 7.4 | ||||
PER | 21.7 | 23.2 | |||
PBR | 3.0 | ||||
ソフトバンク・テクノロジー(4726)のセグメント別業績 | |||||
売上(百万円) | H27.3 | H28.3 | 増減 | H28.6 | 進捗/増減 |
デジタルマーケティング | 19,053,462 | 21,460,441 | 2,406,979 | 5,496,256 | 26% |
プラットフォームソリューション | 11,880,346 | 12,987,174 | 1,106,828 | 2,656,636 | 20% |
システムインテグレーション | 8,882,844 | 10,715,621 | 1,832,777 | 2,518,249 | 24% |
限界利益(百万円) | H27.3 | H28.3 | 増減 | M33.1 | 進捗/増減 |
デジタルマーケティング | 2,830,022 | 3,358,270 | 528,248 | 793,390 | 24% |
プラットフォームソリューション | 4,214,589 | 4,186,402 | △28,187 | 1,012,248 | 24% |
システムインテグレーション | 3,830,349 | 4,396,286 | 565,937 | 873,550 | 20% |
セグメント | 説明 | ||||
デジタルマーケティング | ECサービス(シマンテックストアの運営代行など)、データアナリティクス | ||||
プラットフォームソリューション | プラットフォームソリューション、セキュリティソリューション | ||||
システムインテグレーション | 情報システムの開発とそれに付随する運用保守サービス、マイクロソフトソリューション |