【事業】
スタジオアタオの本店は兵庫県神戸市でありオリジナルバック、財布等の企画販売を行なっている。業種別分類では「小売業」となる。
設立は2005年2月で2月決算会社である。
監査人は新日本監査法人、主幹事証券はSMBC日興証券である。
IPO時の増資により得る資金の使途は新規出店のための設備資金(差入保証金含む)と運転資金とのことである。
展開するブランドは「ATAO」(代表ブランド)「IANNE」(小物)「Roberta di Camerino」(三菱商事がマスターライセンサー)の3つである。
店舗数はH28.9時点で8店舗、その他全国各地の百貨店、海外パリにおいてイベントを開催している。
インターネット販売も実施しており、OtoOの活用を図っている。
インターネット売上は全て㈱デジサーチアンドアドバタイジング(対象会社の50%被保有会社)向けであり、その他の売り先として㈱神戸国際会館が主な売先である。
また、仕入の9割以上は株式会社サカタに依存している。
詳細な数値分析はこちら
【損益】
スタジオアタオの業績は順調に推移しておりH28.2期、H28.8期(2Q)ともに大幅な増収増益となっている。
前年比比較(単純年換算後)で売上はH28.2期で75%増加、H28.8期も52%増を維持している。
特にインターネット販売の売上増加が大きくなっている。(セグメント別業績参照)
また、売上総利益率も60%を超えて安定しており収益性を維持している。
ちなみに、11/1に上場予定のバロックジャパンリミテッド(3548)の売上総利益率は57%程度であり、ファーストリテイリングの売上総利益率は50%程度である。
販管費はH28.2期に若干負担が増し、営業利益率は12.6%と前年比低下したもののH28.8期には売上増加に伴い営業利益率も22.3%に回復した。上記で参照したバロックジャパンリミテッド(3548)の営業利益率は10%に及ばない。
【キャッシュフロー】
スタジオアタオは安定して営業キャッシュフローを獲得している。
しかし、店舗拡大のためには有形固定資産や差入保証金への投資も必要であるため投資CFもマイナスで推移しているが、フリーキャッシュフローがマイナスとなるレベルまでは投資を急激に実行していない。
【財政状態】
スタジオアタオの財務内容は非常に安定しており、直近期であるH28.8期の自己資本比率は57%、有利子負債比率は24%である。
また、ネットキャッシュ(現預金-借入)もプラス184百万円でありキャッシュリッチでもある。
【株価】
スタジオアタオは非常に投資効率がいい会社であり、直近2Qの年度換算数値をもとに算出すると想定発行価格2,930円を前提とした増資後であってもROEが43%、ROAが28%と資本効率が非常に高い。
よって、想定発行価格2,930円、年間単純換算によるEBIT倍率、EBITDA倍率は10倍を切り、PERも15倍程度となる。
よって、現状の利益水準を確保できるとすれば初値は明らかに想定公募価格を超えてくるであろう。
ちなみに、マザーズ・小売業の9月末平均PERは49.1倍である。
PER49.1倍、直近2Qの単純年度換算利益を前提とすると適正株価は9,600円程度まで跳ね上がることになる。
スタジオアタオの本店は兵庫県神戸市でありオリジナルバック、財布等の企画販売を行なっている。業種別分類では「小売業」となる。
設立は2005年2月で2月決算会社である。
監査人は新日本監査法人、主幹事証券はSMBC日興証券である。
IPO時の増資により得る資金の使途は新規出店のための設備資金(差入保証金含む)と運転資金とのことである。
展開するブランドは「ATAO」(代表ブランド)「IANNE」(小物)「Roberta di Camerino」(三菱商事がマスターライセンサー)の3つである。
店舗数はH28.9時点で8店舗、その他全国各地の百貨店、海外パリにおいてイベントを開催している。
インターネット販売も実施しており、OtoOの活用を図っている。
インターネット売上は全て㈱デジサーチアンドアドバタイジング(対象会社の50%被保有会社)向けであり、その他の売り先として㈱神戸国際会館が主な売先である。
また、仕入の9割以上は株式会社サカタに依存している。
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【損益】
スタジオアタオの業績は順調に推移しておりH28.2期、H28.8期(2Q)ともに大幅な増収増益となっている。
前年比比較(単純年換算後)で売上はH28.2期で75%増加、H28.8期も52%増を維持している。
特にインターネット販売の売上増加が大きくなっている。(セグメント別業績参照)
また、売上総利益率も60%を超えて安定しており収益性を維持している。
ちなみに、11/1に上場予定のバロックジャパンリミテッド(3548)の売上総利益率は57%程度であり、ファーストリテイリングの売上総利益率は50%程度である。
販管費はH28.2期に若干負担が増し、営業利益率は12.6%と前年比低下したもののH28.8期には売上増加に伴い営業利益率も22.3%に回復した。上記で参照したバロックジャパンリミテッド(3548)の営業利益率は10%に及ばない。
【キャッシュフロー】
スタジオアタオは安定して営業キャッシュフローを獲得している。
しかし、店舗拡大のためには有形固定資産や差入保証金への投資も必要であるため投資CFもマイナスで推移しているが、フリーキャッシュフローがマイナスとなるレベルまでは投資を急激に実行していない。
【財政状態】
スタジオアタオの財務内容は非常に安定しており、直近期であるH28.8期の自己資本比率は57%、有利子負債比率は24%である。
また、ネットキャッシュ(現預金-借入)もプラス184百万円でありキャッシュリッチでもある。
【株価】
スタジオアタオは非常に投資効率がいい会社であり、直近2Qの年度換算数値をもとに算出すると想定発行価格2,930円を前提とした増資後であってもROEが43%、ROAが28%と資本効率が非常に高い。
よって、想定発行価格2,930円、年間単純換算によるEBIT倍率、EBITDA倍率は10倍を切り、PERも15倍程度となる。
よって、現状の利益水準を確保できるとすれば初値は明らかに想定公募価格を超えてくるであろう。
ちなみに、マザーズ・小売業の9月末平均PERは49.1倍である。
PER49.1倍、直近2Qの単純年度換算利益を前提とすると適正株価は9,600円程度まで跳ね上がることになる。
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スタジオアタオ(3550) |
|||||
(単位:千円) | H27.2 | H28.2 | 増減 | H28.8 | 進捗/増減 |
売上高 | 1,108,553 | 1,944,346 | 835,793 | 1,478,352 | 76% |
年間予想 | 2,956,704 | 50% | |||
売上総利益 | 652,545 | 1,229,612 | 577,067 | 945,071 | 77% |
販管費 | 477,377 | 984,458 | 507,081 | 615,570 | 63% |
営業利益 | 175,168 | 245,154 | 69,986 | 329,501 | 134% |
年間予想 | 659,002 | 50% | |||
減価償却費 | 6,321 | 12,470 | 6,149 | 9,601 | 77% |
EBITDA | 181,489 | 257,624 | 76,135 | 339,102 | 132% |
支配株主帰属利益 | 117,555 | 157,530 | 39,975 | 212,979 | 135% |
年間予想 | 425,958 | 50% | |||
※年間予想はQ数値を年次に単純換算した金額 | |||||
H27.2 | H28.2 | H28.8 | 予想 | ||
売上総利益率 | 58.9% | 63.2% | 63.9% | ||
営業利益率 | 15.8% | 12.6% | 22.3% | 22.3% | |
支配株主帰属利益率 | 10.6% | 8.1% | 14.4% | 14.4% | |
スタジオアタオ(3550)のキャッシュフロー | |||||
H27.2 | H28.2 | 増減 | H28.8 | 増減 | |
営業CF | 156,871 | 90,055 | △66,816 | 74,067 | 82% |
投資CF | △21,674 | △89,959 | △68,285 | △44,869 | 50% |
フリーCF | 135,197 | 96 | △135,101 | 29,198 | 30415% |
財務CF | △12,284 | 53,841 | 66,125 | 69,902 | 130% |
スタジオアタオ(3550)の財政状態 | |||||
H27.2 | H28.2 | 増減 | H28.8 | 増減 | |
現預金等 | 192,749 | 246,686 | 53,937 | 345,787 | 99,101 |
流動資産 | 396,407 | 697,614 | 301,207 | 1,003,134 | 305,520 |
流動負債 | 123,631 | 291,314 | 167,683 | 401,344 | 110,030 |
流動資産ー流動負債 | 272,776 | 406,300 | 133,524 | 601,790 | 195,490 |
うち現金短借以外 | 90,254 | 178,058 | 87,804 | 328,890 | 150,832 |
有利子負債(流動) | 10,227 | 18,444 | 8,217 | 72,887 | 54,443 |
有利子負債(固定) | 26,403 | 72,768 | 46,365 | 88,303 | 15,535 |
有利子負債計 | 36,630 | 91,212 | 54,582 | 161,190 | 69,978 |
ネット有利子負債 | △156,119 | △155,474 | 645 | △184,597 | △29,123 |
固定資産 | 71,125 | 153,297 | 82,172 | 192,292 | 38,995 |
固定負債 | 35,867 | 94,033 | 58,166 | 115,539 | 21,506 |
純資産 | 308,034 | 465,564 | 157,530 | 678,543 | 212,979 |
非支配株主持分 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
親会社所有者持分 | 308,034 | 465,564 | 157,530 | 678,543 | 212,979 |
流動比率 | 321% | 239% | 250% | ||
固定長期適合率 | 21% | 27% | 24% | ||
自己資本比率 | 66% | 55% | 57% | ||
有利子負債比率 | 12% | 20% | 24% | ||
スタジオアタオ(3550)の利益指標 | |||||
H27.2 | H28.2 | H28.8 | 予想 | ||
ROE | 38.2% | 33.8% | 42.8% | 42.8% | |
ROA | 25.1% | 18.5% | 28.2% | 28.2% | |
スタジオアタオ(3550)の株式数,時価総額の見込み | |||||
上場前発行済株式 | 2,000,000 | 自己株式除く | |||
上場時発行済株式 | 117,100 | ||||
引受価額 | 2,695.6 | 円 | |||
上場時調達見込額 | 315,655 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 994,198 | ||||
直近株価 | 2,930 | 想定発行価格 | |||
時価総額 | 6,203,103 | ||||
非支配株主持分 | 0 | 2930 | |||
純有利子負債 | △500,252 | ||||
事業価値 | 5,702,851 | ||||
潜在株 | 66,000 | 潜在株割合 | 3.1% | ||
スタジオアタオ(3550)の株価指標 | |||||
指標 | H27.2 | H28.2 | H28.8 | 予想 | |
EBIT倍率 | 32.6 | 23.3 | 8.7 | 8.7 | |
EBITDA倍率 | 31.4 | 22.1 | 8.4 | ||
営業利益PER | 36.5 | 26.1 | 9.7 | 9.7 | |
PER | 54.4 | 40.6 | 15.0 | 15.0 | |
PBR | NA | NA | 6.4 | ||
スタジオアタオ(3550)の株主構成 | |||||
H27.2 | H28.2 | ||||
政府 | 0% | ||||
金融機関 | 0% | ||||
金融商品取引業者 | 0% | ||||
その他法人 | 30% | ||||
外国法人等 | 0% | ||||
個人 | 70% | ||||
スタジオアタオ(3550)における従業員の状況 | |||||
H28.8 | |||||
連結人員 | 42 | 人 | |||
親会社単体人員 | 42 | 人 | |||
親会社単体平均年齢 | 32.3 | 才 | |||
親会社単体平均年収 | 3,965 | 千円 | |||
スタジオアタオ(3550)のセグメント別業績 | |||||
売上(千円) | H27.2 | H28.2 | 増減 | H28.8 | 進捗/増減 |
インターネット販売 | 995,251 | 995,251 | 866,802 | 87% | |
店舗販売 | 879,171 | 879,171 | 543,652 | 62% | |
その他 | 69,922 | 69,922 | 67,897 | 97% |