マザーズへ上場のシンシア(7782)がH28.12期の業績予想を開示した。
【通期業績予想】
売上高 4,904百万円 前期比+16% 直近四半期進捗率77%
営業利益 576百万円 前期比+183% 直近四半期進捗率71%
当期純利益 191百万円 前期比▲10% 直近四半期進捗率57%
【公募価格と予想利益に基づくPER、PBR】
公募価格を前提とした時価総額(オーバーアロットメント含む)は4,491百万円である。
上記の予想利益と、公募価格に基づくPER(潜在株式考慮後)は25.7倍である。
公募価格と直近Q決算とIPO増資に基づいた予想PBRは2.4倍である。
【業績予想と前年比較】
当期業績予想の前年比では売上指標はプラス、利益指標では営業利益がプラス183%であるが、最終利益はマイナス10%である。
最終利益が前期比マイナスとなる理由は、商品輸入に係る外貨建予定取引の為替相場変動リスクをヘッジする目的で保有しているデリバティ
ブ商品の時価下落による営業外費用を355百万円見込んでいるためだと考えられる。
【直近Q進捗率】
直近3Qにおける売上進捗率は77%であり、4Qの売上は若干低めの予想となっている。
一方、営業利益、最終利益は4Qの伸びが期待されており、特に最終利益については4Qで年間の約半分を稼ぐ予想となっている。
3Qですでにデリバティブ評価損385百万円を計上していることの影響である。
【事業の見通し】
コンタクトレンズ事業を取り巻く環境は、我が国の人口は減少トレンドに入っているものの、1日使い捨て、2週間交換、1ヶ月交換タイプ
といった使い捨てコンタクトレンズ市場の成長、サークルレンズ、カラーコンタクトレンズといったおしゃれ用コンタクトレンズ市場の成長
により、コンタクトレンズ市場全体としては堅調に推移すると見ている。
(売上高)
平成28年12月期は自社製品売上高 2,434 百万円(前期比 4.9%増)、OEM製品売上高 2,470 百万円(前期比 28.4%増)と予想しており、
売上高総額は 4,904 百万円(前期比 15.6%増)を予想しており、OEM製品売上が好調である。
11月までの売上実績で4,501百万円を達成しており業績予想水準の売上高は十分に可能と見ている。
(売上原価、売上総利益)
仕入は海外からの仕入割合が大きく外貨建単価に想定レートを乗じて算出している。
想定レートは平成28年7月以降は105円/ドルと設定している。ちなみに、前年度平均為替レートは121.1円/ドルであった。
開示時点では売上原価、売上総利益ともに計画通りに推移しているとのことである。
しかし、足元では円安が急激に進行しているため今後の損益への影響については注視しなければならない。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
物流業務効率化による費用逓減活動を推し進めており、人件費及び地代家賃の低減を見込でいる。
物流業務のアウトソースにより5名の人員削減、物流倉庫の移転の影響を加味し、販売費及び一般管理費は 874 百万円(前期比 4.1%減)
営業利益は 576 百万円(183.4%増)を予想している。
(営業外、特損)
円高基調の為替変動が、商品輸入に係る外貨建予定取引の為替相場変動リスクをヘッジする目的で保有しているデリバティブ商品の時価下落
を招いたため、その影響額を 355 百万円見込んでいる一方、外貨建仕入債務決済等を要因として発生する為替差益を 98 百万円計上する見込み。
シンシア(7782)の基礎情報:
設立:2008年9月
本社所在地:東京都中央区日本橋
事業内容:コンタクトレンズの製造・半場い
業種分類:精密機器
【通期業績予想】
売上高 4,904百万円 前期比+16% 直近四半期進捗率77%
営業利益 576百万円 前期比+183% 直近四半期進捗率71%
当期純利益 191百万円 前期比▲10% 直近四半期進捗率57%
【公募価格と予想利益に基づくPER、PBR】
公募価格を前提とした時価総額(オーバーアロットメント含む)は4,491百万円である。
上記の予想利益と、公募価格に基づくPER(潜在株式考慮後)は25.7倍である。
公募価格と直近Q決算とIPO増資に基づいた予想PBRは2.4倍である。
【業績予想と前年比較】
当期業績予想の前年比では売上指標はプラス、利益指標では営業利益がプラス183%であるが、最終利益はマイナス10%である。
最終利益が前期比マイナスとなる理由は、商品輸入に係る外貨建予定取引の為替相場変動リスクをヘッジする目的で保有しているデリバティ
ブ商品の時価下落による営業外費用を355百万円見込んでいるためだと考えられる。
【直近Q進捗率】
直近3Qにおける売上進捗率は77%であり、4Qの売上は若干低めの予想となっている。
一方、営業利益、最終利益は4Qの伸びが期待されており、特に最終利益については4Qで年間の約半分を稼ぐ予想となっている。
3Qですでにデリバティブ評価損385百万円を計上していることの影響である。
【事業の見通し】
コンタクトレンズ事業を取り巻く環境は、我が国の人口は減少トレンドに入っているものの、1日使い捨て、2週間交換、1ヶ月交換タイプ
といった使い捨てコンタクトレンズ市場の成長、サークルレンズ、カラーコンタクトレンズといったおしゃれ用コンタクトレンズ市場の成長
により、コンタクトレンズ市場全体としては堅調に推移すると見ている。
(売上高)
平成28年12月期は自社製品売上高 2,434 百万円(前期比 4.9%増)、OEM製品売上高 2,470 百万円(前期比 28.4%増)と予想しており、
売上高総額は 4,904 百万円(前期比 15.6%増)を予想しており、OEM製品売上が好調である。
11月までの売上実績で4,501百万円を達成しており業績予想水準の売上高は十分に可能と見ている。
(売上原価、売上総利益)
仕入は海外からの仕入割合が大きく外貨建単価に想定レートを乗じて算出している。
想定レートは平成28年7月以降は105円/ドルと設定している。ちなみに、前年度平均為替レートは121.1円/ドルであった。
開示時点では売上原価、売上総利益ともに計画通りに推移しているとのことである。
しかし、足元では円安が急激に進行しているため今後の損益への影響については注視しなければならない。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
物流業務効率化による費用逓減活動を推し進めており、人件費及び地代家賃の低減を見込でいる。
物流業務のアウトソースにより5名の人員削減、物流倉庫の移転の影響を加味し、販売費及び一般管理費は 874 百万円(前期比 4.1%減)
営業利益は 576 百万円(183.4%増)を予想している。
(営業外、特損)
円高基調の為替変動が、商品輸入に係る外貨建予定取引の為替相場変動リスクをヘッジする目的で保有しているデリバティブ商品の時価下落
を招いたため、その影響額を 355 百万円見込んでいる一方、外貨建仕入債務決済等を要因として発生する為替差益を 98 百万円計上する見込み。
シンシア(7782)の基礎情報:
設立:2008年9月
本社所在地:東京都中央区日本橋
事業内容:コンタクトレンズの製造・半場い
業種分類:精密機器