1/13にプレスリリースされていた公開買付前提条件が充足されたためHKホールディングスによる日立工機株の公開買付が1/30から開始されることとなった。
【TOBの内容】
TOB価格:実質1,450円(1/12終値1,512円に対して4.1%のディスカウント、1/27終値867円に対して67%のプレミアム)
なお、1/29を基準日として580円/株の配当を行なうため1/30からのTOB価格は1,450円-580円=870円となる。
買付期間:H29/1/30-H29/3/22
目的:HKホールディングスによる100%支配と非上場化
買付株数の上限と下限:
上限:設定なし
下限:67,632千株(所有割合2/3超である66.68%)、少数株牛は最終的にスクイーズアウト予定
買付総額:101,430千株×870円=88,244百万円、その他新株予約権の買取144,900円×388個=56百万円
650億円はKKRファンドからの調達でその他は銀行融資で対応。
特別配当額(TOB成立が条件):101,430千株×580円=58,829百万円は日立工機からキャッシュアウト
【買付者であるHKホールディングスの内容】
代表者:代表取締役 ウィリアム・ジャネッツチェック
設立日:平成 28 年 11 月 10 日
株主:KKR HK Investment L.P. (持株比率 100.00%)
資本金:2.5万円
【日立工機の概要、業績及び株価】
平成21年3月に日立製作所が1300円のTOBを実施し子会社化へ。日立は単独で発行済総数の40%を保有。
株価:当初適時開示実施した1/12時点で1,512円だったものが1/27時点では867円まで下落。特別配当金権利落ちによる下落と考えられる。
時価総額:87,905百万円(1/27時点、自己株除く)
直近決算純資産(28/12):110,090百万円
直近決算総資産(28/12):191,830百万円
ネットキャッシュ(28/11):▲9,224百万円
業績:
決算期 売上 営業利益 当期純利益
15.3期実 135,849 6,388 3,513
16.3期実 141,570 2,645 1,086
17.3期予 180,000 7,600 4,300
【TOB成立の可能性】
日立製作所保有の40,827千株、日立アーバンインベストメント保有の11,058千株の合計51,885千株は合意が取れており、下限取得のための残り15,747千株を取得できるか否かがポイントとなる。
仮にTOB不成立となれば特別配当の実施はされず、現在株価が特別配当権利落ちを加味した金額となっているため割安感が出てくる。
【KKRの投資利回】
特別配当を除いた純支出額約88十億円に対して日立工機の予想年間利益が4.3十億円であるから4.3÷88=4.9%の投資利回りとなる。
また、特別配当込みの投資額146十億円に対する投資利回りは2.9%と計算される。
【TOBの内容】
TOB価格:実質1,450円(1/12終値1,512円に対して4.1%のディスカウント、1/27終値867円に対して67%のプレミアム)
なお、1/29を基準日として580円/株の配当を行なうため1/30からのTOB価格は1,450円-580円=870円となる。
買付期間:H29/1/30-H29/3/22
目的:HKホールディングスによる100%支配と非上場化
買付株数の上限と下限:
上限:設定なし
下限:67,632千株(所有割合2/3超である66.68%)、少数株牛は最終的にスクイーズアウト予定
買付総額:101,430千株×870円=88,244百万円、その他新株予約権の買取144,900円×388個=56百万円
650億円はKKRファンドからの調達でその他は銀行融資で対応。
特別配当額(TOB成立が条件):101,430千株×580円=58,829百万円は日立工機からキャッシュアウト
【買付者であるHKホールディングスの内容】
代表者:代表取締役 ウィリアム・ジャネッツチェック
設立日:平成 28 年 11 月 10 日
株主:KKR HK Investment L.P. (持株比率 100.00%)
資本金:2.5万円
【日立工機の概要、業績及び株価】
平成21年3月に日立製作所が1300円のTOBを実施し子会社化へ。日立は単独で発行済総数の40%を保有。
株価:当初適時開示実施した1/12時点で1,512円だったものが1/27時点では867円まで下落。特別配当金権利落ちによる下落と考えられる。
時価総額:87,905百万円(1/27時点、自己株除く)
直近決算純資産(28/12):110,090百万円
直近決算総資産(28/12):191,830百万円
ネットキャッシュ(28/11):▲9,224百万円
業績:
決算期 売上 営業利益 当期純利益
15.3期実 135,849 6,388 3,513
16.3期実 141,570 2,645 1,086
17.3期予 180,000 7,600 4,300
【TOB成立の可能性】
日立製作所保有の40,827千株、日立アーバンインベストメント保有の11,058千株の合計51,885千株は合意が取れており、下限取得のための残り15,747千株を取得できるか否かがポイントとなる。
仮にTOB不成立となれば特別配当の実施はされず、現在株価が特別配当権利落ちを加味した金額となっているため割安感が出てくる。
【KKRの投資利回】
特別配当を除いた純支出額約88十億円に対して日立工機の予想年間利益が4.3十億円であるから4.3÷88=4.9%の投資利回りとなる。
また、特別配当込みの投資額146十億円に対する投資利回りは2.9%と計算される。