【想定発行価格の印象】
:1Q季節的変動考慮後割安
【法人概要】
設立:1994年4月
本社所在地:福井市二の宮
事業内容:業務用ユニフォームの通信販売
業種分類:小売業
決算:12月
上場市場:マザーズ
監査人:あずさ監査法人
主幹事証券:野村證券
社長:横井 康、昭和47年うまれ
【実施する事業】
国内の事業者を中心とした顧客に、仕事場で使用するための業務用ユニフォームを販売、単一セグメント
①サービス部門/フードユニフォーム、クリニックユニフォーム
(直近23期 売上1,584百万円、直近24期1Q 売上438百万円)
②オフィスワーク部門/オフィスユニフォーム、ワークユニフォーム
(直近23期 売上1,132百万円、直近24期1Q 売上236百万円)
【直近5年(H24.12期~H28.12期)の業績推移】※決算は単体決算のみ
売上高(単体):795百万円から2,934百万円と急拡大中。
経常利益(単体):106百万円から314百万円と毎期増益継続中。
最終利益は(単体):64百万円から218百万円と毎期増益継続中。
総資産(単体):411百万円から1,482百万円へ拡大中。
純資産(単体):115百万円から806百万円へ拡大中。H26.12期に株式10分割、H27.12期に増資により674株を発行。さらに、H29.3月に株式を200分割した。
従業員数(単体):19人から59人へと拡大中。
【損益(過去2期+直近Q)】
(売上、売上総利益)
売上:直近通年期前期比15%増、直近四半期単純年換算前期比▲4%増と季節的変動あるかもしれないが伸びが鈍化している。
粗利率:前々期38.6%、前期38.9%、直近四半期37.8%とほぼ同じ水準で推移しているが、直近Qでは若干下落傾向にある。
売上総利益:直近通年期前期比16%増、直近四半期単純年換算前期比▲7%減少している。
(販管費、営業損益)
販管費:直近通年期前期比17%増、直近四半期単純年換算前期比12%増と増加は継続している。
営業利益:直近通年期前期比12%増、直近四半期単純年換算前期比▲58%と大幅な減益となっている。
(最終利益)
「最終利益÷営業利益」:前々期68.5%、前期69.7%、直近四半期65.3%と以上な変動はない。
【財政状態】
(財務諸表の特徴)
ネットキャッシュ829百万円、自己資本比率56%、有利子負債比率7%と財務内容は安定している。
繰延税金資産は一時差異を全額資産計上している。
(ROAとROE)
直近決算期であるH29.3期の純資産と想定発行価格による増資と直近決算期の利益を前提としたROA、ROEはそれぞれ4.3%、6.5%と低めである。
直近Q単純年換算数値では利益水準が大幅に下落したことが当該指標下落の原因である。
(IPO調達資金が自己資本へ与える影響)
想定発行価格と公募株式数に基づく調達資金は520百万円であり、直近純資産に対して64%の自己資本増加となる。
【株価】
(将来見込み)
今IPOにおいて売出がなく、公募のみである点が特徴的である。
過去は増収増益を継続していたが、直近1Qで業績が低迷している点が気になる。
しかし、季節的変動要因はありそうである。
ユニークユーザー数は前1Qと比べて22%増加しているためである。
H28.3期1Q:1,154千人
H29.3期1Q:1,416千人
当該増加率を加味すると予想PERは下記記載のものよりも大幅低下し割安感が出てくる。
(PER指標)
直近決算期であるH29.3期1Qの利益を単純年換算した利益と想定発行価格を前提としたPER(希薄化株式考慮済)は36.8倍である。
(PBR指標)
直近決算期であるH29.3期1Qの純資産と想定発行価格による増資を前提としたPBR(希薄化株式考慮済)は2.4倍である。
IPO銘柄としては低い水準であるが、ROEも高くない点は加味すべきである。
(その他)
想定発行価格による増資とH29.3期1Qの単純年間換算営業利益に基づいたEBIT倍率は12.9倍であり、EBITDA倍率は11.5倍である。
:1Q季節的変動考慮後割安
【法人概要】
設立:1994年4月
本社所在地:福井市二の宮
事業内容:業務用ユニフォームの通信販売
業種分類:小売業
決算:12月
上場市場:マザーズ
監査人:あずさ監査法人
主幹事証券:野村證券
社長:横井 康、昭和47年うまれ
【実施する事業】
国内の事業者を中心とした顧客に、仕事場で使用するための業務用ユニフォームを販売、単一セグメント
①サービス部門/フードユニフォーム、クリニックユニフォーム
(直近23期 売上1,584百万円、直近24期1Q 売上438百万円)
②オフィスワーク部門/オフィスユニフォーム、ワークユニフォーム
(直近23期 売上1,132百万円、直近24期1Q 売上236百万円)
【直近5年(H24.12期~H28.12期)の業績推移】※決算は単体決算のみ
売上高(単体):795百万円から2,934百万円と急拡大中。
経常利益(単体):106百万円から314百万円と毎期増益継続中。
最終利益は(単体):64百万円から218百万円と毎期増益継続中。
総資産(単体):411百万円から1,482百万円へ拡大中。
純資産(単体):115百万円から806百万円へ拡大中。H26.12期に株式10分割、H27.12期に増資により674株を発行。さらに、H29.3月に株式を200分割した。
従業員数(単体):19人から59人へと拡大中。
【損益(過去2期+直近Q)】
(売上、売上総利益)
売上:直近通年期前期比15%増、直近四半期単純年換算前期比▲4%増と季節的変動あるかもしれないが伸びが鈍化している。
粗利率:前々期38.6%、前期38.9%、直近四半期37.8%とほぼ同じ水準で推移しているが、直近Qでは若干下落傾向にある。
売上総利益:直近通年期前期比16%増、直近四半期単純年換算前期比▲7%減少している。
(販管費、営業損益)
販管費:直近通年期前期比17%増、直近四半期単純年換算前期比12%増と増加は継続している。
営業利益:直近通年期前期比12%増、直近四半期単純年換算前期比▲58%と大幅な減益となっている。
(最終利益)
「最終利益÷営業利益」:前々期68.5%、前期69.7%、直近四半期65.3%と以上な変動はない。
【財政状態】
(財務諸表の特徴)
ネットキャッシュ829百万円、自己資本比率56%、有利子負債比率7%と財務内容は安定している。
繰延税金資産は一時差異を全額資産計上している。
(ROAとROE)
直近決算期であるH29.3期の純資産と想定発行価格による増資と直近決算期の利益を前提としたROA、ROEはそれぞれ4.3%、6.5%と低めである。
直近Q単純年換算数値では利益水準が大幅に下落したことが当該指標下落の原因である。
(IPO調達資金が自己資本へ与える影響)
想定発行価格と公募株式数に基づく調達資金は520百万円であり、直近純資産に対して64%の自己資本増加となる。
【株価】
(将来見込み)
今IPOにおいて売出がなく、公募のみである点が特徴的である。
過去は増収増益を継続していたが、直近1Qで業績が低迷している点が気になる。
しかし、季節的変動要因はありそうである。
ユニークユーザー数は前1Qと比べて22%増加しているためである。
H28.3期1Q:1,154千人
H29.3期1Q:1,416千人
当該増加率を加味すると予想PERは下記記載のものよりも大幅低下し割安感が出てくる。
(PER指標)
直近決算期であるH29.3期1Qの利益を単純年換算した利益と想定発行価格を前提としたPER(希薄化株式考慮済)は36.8倍である。
(PBR指標)
直近決算期であるH29.3期1Qの純資産と想定発行価格による増資を前提としたPBR(希薄化株式考慮済)は2.4倍である。
IPO銘柄としては低い水準であるが、ROEも高くない点は加味すべきである。
(その他)
想定発行価格による増資とH29.3期1Qの単純年間換算営業利益に基づいたEBIT倍率は12.9倍であり、EBITDA倍率は11.5倍である。
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ユニフォームネクスト(3566) | |||||
(単位:千円) | H27.12 | H28.12 | 増減 | H29.3 | 進捗/増減 |
売上高 | 2,552,492 | 2,934,346 | 381,854 | 701,805 | 24% |
年間予想 | 2,807,220 | 25% | |||
売上総利益 | 985,397 | 1,140,886 | 155,489 | 265,425 | 23% |
販管費 | 704,820 | 827,667 | 122,847 | 232,545 | 28% |
営業利益 | 280,577 | 313,219 | 32,642 | 32,880 | 10% |
年間予想 | 131,520 | 25% | |||
減価償却費 | 6,344 | 13,313 | 6,969 | 3,988 | 30% |
EBITDA | 286,921 | 326,532 | 39,611 | 36,868 | 11% |
支配株主帰属利益 | 192,077 | 218,419 | 26,342 | 21,473 | 10% |
年間予想 | 85,892 | 25% | |||
簡易営業キャッシュフロー | 198,421 | 231,732 | 33,311 | 25,461 | |
年間予想 | 101,844 | ||||
※年間予想はQ数値を年次に単純換算した金額 | |||||
H27.12 | H28.12 | H29.3 | 予想 | ||
売上総利益率 | 38.6% | 38.9% | 37.8% | ||
営業利益率 | 11.0% | 10.7% | 4.7% | 4.7% | |
支配株主帰属利益率 | 7.5% | 7.4% | 3.1% | 3.1% | |
最終利益÷営業利益 | 68.5% | 69.7% | 65.3% | 65.3% | |
ユニフォームネクスト(3566)の財政状態 | |||||
H29.3 | |||||
現預金等 | 885,212 | ||||
流動資産 | 1,290,055 | ||||
流動負債 | 576,754 | ||||
流動資産ー流動負債 | 713,301 | ||||
うち現金短借以外 | △171,911 | ||||
有利子負債(流動) | 0 | ||||
有利子負債(固定) | 56,000 | ||||
有利子負債計 | 56,000 | ||||
ネット有利子負債 | △829,212 | ||||
固定資産 | 168,078 | ||||
固定負債 | 72,012 | ||||
純資産 | 809,367 | ||||
非支配株主持分 | 0 | ||||
親会社所有者持分 | 809,367 | ||||
流動比率 | 224% | ||||
固定長期適合率 | 19% | ||||
自己資本比率 | 56% | ||||
有利子負債比率 | 7% | ||||
ユニフォームネクスト(3566)の利益指標 | |||||
H29.3 | 予想 | ||||
ROE | 6.5% | 6.5% | |||
ROA | 4.3% | 4.3% | |||
ユニフォームネクスト(3566)の株式数,時価総額の見込み | |||||
上場前発行済株式 | 1,008,581 | 自己株式除く | |||
うち売出株数 | 0 | 当選枚数 | |||
上場時発行株式 | 230,000 | オーバーアロットメント含 | 2,300 | ||
引受価額 | 2,263.2 | 円 | |||
上場時調達見込額 | 520,536 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 1,329,903 | ||||
上場時増資額/直近純資産 | 64% | ||||
直近株価 | 2,460 | 想定発行価格 | |||
時価総額 | 3,046,909 | 千円 | |||
非支配株主持分 | 0 | ||||
純有利子負債 | △1,349,748 | ||||
事業価値 | 1,697,161 | ||||
潜在株 | 45,800 | 潜在株割合 | 3.7% | ||
ユニフォームネクスト(3566)の株価指標 | |||||
指標 | H29.3 | 予想 | |||
EBIT倍率 | 12.9 | 12.9 | |||
EBITDA倍率 | 11.5 | ||||
営業利益PER | 24.0 | 24.0 | |||
PER | 36.8 | 36.8 | |||
PBR | 2.4 | ||||
ユニフォームネクスト(3566)における従業員の状況 | |||||
H29.5 | |||||
連結人員 | 64 | 人 | |||
親会社単体人員 | 64 | 人 | |||
親会社単体平均年齢 | 30.8 | 才 | |||
親会社単体平均年収 | 2,704 | 千円 | |||
一人あたり年間粗利(連結) | 16,589 | 千円 | |||
一人あたり年間販管費(連結) | 14,534 | 千円 |