【想定発行価格の印象】
:割安
【法人概要】
設立:2013年6月
本社所在地:東京都港区六本木6-10-1
事業内容:YouTuberを中心とするクリエイターのマネジメント業務、クリエイターに関連するプロモーション提案やグッズ販売、動画コンテンツの制作等
業種分類:情報通信業
決算:5月
上場市場:マザーズ
監査人:新日本監査法人
主幹事証券:野村證券
社長:鎌田和樹、光通信出身、昭和58年生まれ
【実施する事業】
①クリエイターサポートサービス
アドセンス収益:H28.5期売上1,684百万円、H29.2期3Q売上2,673百万円
YouTube上に流れる広告による収益の一部をYouTubeから受領するアドセンス収益で、当社がクリエイターのアドセンス収益を一括して受け取り、受領額を当社収益として計上し、その一部をクリエイターに支払う。
クリエイターとの専属契約の場合、収益の80%をクリエイターへ支払う。
広告収益:H28.5期売上1,343百万円、H29.2期3Q売上1,452百万円
顧客企業より対価としてプロモーション料を受領し、受領額を当社収益として計上し、その一部を動画制作費としてクリエイターに支払う。
②自社サービス:H28.5期売上171百万円、H29.2期3Q売上218百万円
当社オリジナルコンテンツへの投資や、クリエイターと親和性の高い新規サービスに投資を行い、収益拡大を目指す事業。チャンネル運営、ゲームなど。
【直近5年(H26.5期~H28.5期)連結なし】
※H29.2月から子会社設立し連結化
売上高(単体):164百万円⇒3,299百万円と急拡大
経常利益(単体):▲18百万円⇒221百万円と黒字化、H28.5期から黒字化
最終利益は(単体):▲18百万円⇒185百万円と黒字化
総資産(単体):561百万円⇒976百万円と拡大
純資産(単体):512百万円⇒426百万円と横ばい、資本金は281百万円で増加なし
従業員数(単体):14人⇒74人
【損益(過去2期+直近Q)】
(売上、売上総利益)
売上:前年通年期前期比150%増、直近通期前期比112%増と急拡大中である。
H29.5期は売上70億円近くに上る。
売上の半分以上は対グーグル向けである。
粗利率:前々期22.7%、前期26.7%、直近期27.4%と拡大中。
売上総利益:前年前期比195%増、直近期前期比117%増と売上に連動して粗利も拡大中。
(販管費、営業損益)
販管費:前年前期比17%増、直近前期比136%増と直近期に販管費が急増している。
H29.5期において販管費1,552百万円のうち、給与手当が501百万円を占める。
営業利益:前年前期比は赤字から黒転、直近前期比61%増、著近畿は粗利急増したが、販管費の増加も大きいため営業利益は61%の増加に留まった。
(最終利益)
「最終利益÷営業利益」:前期83.5%、直近期71.9%とやや高いがH29.5期は特別利益として投資有価証券売却益28百万円が計上されているためであると考えられる。
【財政状態】
(財務諸表の特徴)
直近決算では純有利子負債▲454百万円であり実質無借金経営、自己資本比率31%とやや低い印象であるが自己資本に対する仕入債務の金額が大きいためであり、財務内容としては悪くない。
繰延税金資産に関して、一時差異で大きいものは償却超過額32百万円であるが評価性引当額22百万円が計上されている。
(ROAとROE)
直近決算期であるH29.5期の純資産と想定発行価格による増資と直近決算期の利益を前提としたROA、ROEはそれぞれ9.1%、19.2%と非常に高い。
(IPO調達資金が自己資本へ与える影響)
想定発行価格と公募株式数に基づく調達資金は656百万円であり、直近純資産に対して96%の自己資本増加となる。
【株価】
(将来見込み)
業績は急拡大しており、今後の伸びも期待できる。
H29.5期は販管費の急増により営業利益の伸びは大きくなかったが固定費の伸びが一段落すると利益も急拡大する期待はある。
H29.5期のPER50倍程度は割安であると見れる。
(PER指標)
直近決算期であるH29.5期の利益と想定発行価格を前提としたPER(希薄化株式考慮済)は49.9倍である。
(PBR指標)
直近決算期であるH29.5期の純資産と想定発行価格による増資を前提としたPBR(希薄化株式考慮済)は9.6倍である。
(その他)
想定発行価格による増資とH29.5期の営業利益に基づいたEBIT倍率は28.8倍であり、EBITDA倍率は27.7倍である。
:割安
【法人概要】
設立:2013年6月
本社所在地:東京都港区六本木6-10-1
事業内容:YouTuberを中心とするクリエイターのマネジメント業務、クリエイターに関連するプロモーション提案やグッズ販売、動画コンテンツの制作等
業種分類:情報通信業
決算:5月
上場市場:マザーズ
監査人:新日本監査法人
主幹事証券:野村證券
社長:鎌田和樹、光通信出身、昭和58年生まれ
【実施する事業】
①クリエイターサポートサービス
アドセンス収益:H28.5期売上1,684百万円、H29.2期3Q売上2,673百万円
YouTube上に流れる広告による収益の一部をYouTubeから受領するアドセンス収益で、当社がクリエイターのアドセンス収益を一括して受け取り、受領額を当社収益として計上し、その一部をクリエイターに支払う。
クリエイターとの専属契約の場合、収益の80%をクリエイターへ支払う。
広告収益:H28.5期売上1,343百万円、H29.2期3Q売上1,452百万円
顧客企業より対価としてプロモーション料を受領し、受領額を当社収益として計上し、その一部を動画制作費としてクリエイターに支払う。
②自社サービス:H28.5期売上171百万円、H29.2期3Q売上218百万円
当社オリジナルコンテンツへの投資や、クリエイターと親和性の高い新規サービスに投資を行い、収益拡大を目指す事業。チャンネル運営、ゲームなど。
【直近5年(H26.5期~H28.5期)連結なし】
※H29.2月から子会社設立し連結化
売上高(単体):164百万円⇒3,299百万円と急拡大
経常利益(単体):▲18百万円⇒221百万円と黒字化、H28.5期から黒字化
最終利益は(単体):▲18百万円⇒185百万円と黒字化
総資産(単体):561百万円⇒976百万円と拡大
純資産(単体):512百万円⇒426百万円と横ばい、資本金は281百万円で増加なし
従業員数(単体):14人⇒74人
【損益(過去2期+直近Q)】
(売上、売上総利益)
売上:前年通年期前期比150%増、直近通期前期比112%増と急拡大中である。
H29.5期は売上70億円近くに上る。
売上の半分以上は対グーグル向けである。
粗利率:前々期22.7%、前期26.7%、直近期27.4%と拡大中。
売上総利益:前年前期比195%増、直近期前期比117%増と売上に連動して粗利も拡大中。
(販管費、営業損益)
販管費:前年前期比17%増、直近前期比136%増と直近期に販管費が急増している。
H29.5期において販管費1,552百万円のうち、給与手当が501百万円を占める。
営業利益:前年前期比は赤字から黒転、直近前期比61%増、著近畿は粗利急増したが、販管費の増加も大きいため営業利益は61%の増加に留まった。
(最終利益)
「最終利益÷営業利益」:前期83.5%、直近期71.9%とやや高いがH29.5期は特別利益として投資有価証券売却益28百万円が計上されているためであると考えられる。
【財政状態】
(財務諸表の特徴)
直近決算では純有利子負債▲454百万円であり実質無借金経営、自己資本比率31%とやや低い印象であるが自己資本に対する仕入債務の金額が大きいためであり、財務内容としては悪くない。
繰延税金資産に関して、一時差異で大きいものは償却超過額32百万円であるが評価性引当額22百万円が計上されている。
(ROAとROE)
直近決算期であるH29.5期の純資産と想定発行価格による増資と直近決算期の利益を前提としたROA、ROEはそれぞれ9.1%、19.2%と非常に高い。
(IPO調達資金が自己資本へ与える影響)
想定発行価格と公募株式数に基づく調達資金は656百万円であり、直近純資産に対して96%の自己資本増加となる。
【株価】
(将来見込み)
業績は急拡大しており、今後の伸びも期待できる。
H29.5期は販管費の急増により営業利益の伸びは大きくなかったが固定費の伸びが一段落すると利益も急拡大する期待はある。
H29.5期のPER50倍程度は割安であると見れる。
(PER指標)
直近決算期であるH29.5期の利益と想定発行価格を前提としたPER(希薄化株式考慮済)は49.9倍である。
(PBR指標)
直近決算期であるH29.5期の純資産と想定発行価格による増資を前提としたPBR(希薄化株式考慮済)は9.6倍である。
(その他)
想定発行価格による増資とH29.5期の営業利益に基づいたEBIT倍率は28.8倍であり、EBITDA倍率は27.7倍である。
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UUUM(3990) | |||||
(単位:千円) | H27.5 | H28.5 | 増減 | H29.5 | 進捗/増減 |
売上高 | 1,318,581 | 3,299,710 | 1,981,129 | 6,983,347 | 212% |
年間予想 | 6,983,347 | 100% | |||
売上総利益 | 298,682 | 880,356 | 581,674 | 1,910,931 | 217% |
販管費 | 561,949 | 657,768 | 95,819 | 1,552,514 | 236% |
営業利益 | △263,267 | 222,588 | 485,855 | 358,417 | 161% |
年間予想 | 358,417 | 100% | |||
減価償却費 | 3,628 | 5,331 | 1,703 | 13,883 | 260% |
EBITDA | △259,639 | 227,919 | 487,558 | 372,300 | 163% |
支配株主帰属利益 | △271,675 | 185,917 | 457,592 | 257,629 | 139% |
年間予想 | 257,629 | 100% | |||
簡易営業キャッシュフロー | △268,047 | 191,248 | 459,295 | 271,512 | |
年間予想 | 271,512 | ||||
※年間予想はQ数値を年次に単純換算した金額 | |||||
H27.5 | H28.5 | H29.5 | 予想 | ||
売上総利益率 | 22.7% | 26.7% | 27.4% | ||
営業利益率 | -20.0% | 6.7% | 5.1% | 5.1% | |
支配株主帰属利益率 | -20.6% | 5.6% | 3.7% | 3.7% | |
最終利益÷営業利益 | 103.2% | 83.5% | 71.9% | 71.9% | |
UUUM(3990)の財政状態 | |||||
H29.5 | |||||
現預金等 | 879,530 | ||||
流動資産 | 1,844,692 | ||||
流動負債 | 1,338,043 | ||||
流動資産ー流動負債 | 506,649 | ||||
うち現金短借以外 | △110,069 | ||||
有利子負債(流動) | 262,812 | ||||
有利子負債(固定) | 162,213 | ||||
有利子負債計 | 425,025 | ||||
ネット有利子負債 | △454,505 | ||||
固定資産 | 339,726 | ||||
固定負債 | 162,213 | ||||
純資産 | 684,162 | ||||
非支配株主持分 | 0 | ||||
親会社所有者持分 | 684,162 | ||||
流動比率 | 138% | ||||
固定長期適合率 | 40% | ||||
自己資本比率 | 31% | ||||
有利子負債比率 | 62% | ||||
UUUM(3990)の利益指標 | |||||
H28.5 | H29.5 | 予想 | |||
ROE | 13.9% | 19.2% | 19.2% | ||
ROA | 6.5% | 9.1% | 9.1% | ||
UUUM(3990)の株式数,時価総額の見込み | |||||
上場前発行済株式 | 5,700,000 | 自己株式除く | |||
うち売出株数 | 214,800 | 当選枚数 | |||
上場時発行株式 | 379,500 | オーバーアロットメント含 | 5,943 | ||
引受価額 | 1,729.6 | 円 | |||
上場時調達見込額 | 656,383 | 千円 | |||
調達後親会社所有者持分 | 1,340,545 | ||||
上場時増資額/直近純資産 | 96% | ||||
直近株価 | 1,880 | 想定発行価格 | |||
時価総額 | 11,429,460 | 千円 | |||
非支配株主持分 | 0 | ||||
純有利子負債(ipo資金受入後) | △1,110,888 | ||||
事業価値 | 10,318,572 | ||||
潜在株 | 755,000 | 潜在株割合 | 12.4% | ||
UUUM(3990)の株価指標 | |||||
指標 | H28.5 | H29.5 | 予想 | ||
EBIT倍率 | 46.4 | 28.8 | 28.8 | ||
EBITDA倍率 | 45.3 | 27.7 | |||
営業利益PER | 57.7 | 35.8 | 35.8 | ||
PER | 69.1 | 49.9 | 49.9 | ||
PBR | 9.6 | ||||
UUUM(3990)における従業員の状況 | |||||
H29.6 | |||||
連結人員 | 147 | 人 | |||
親会社単体人員 | 147 | 人 | |||
親会社単体平均年齢 | 31 | 才 | |||
親会社単体平均年収 | 4,456 | 千円 | |||
一人あたり年間粗利(連結) | 13,000 | 千円 | |||
一人あたり年間販管費(連結) | 10,561 | 千円 |