【業績比較】
3社ともに直近QであるH29.9期の単Q売上は過去5Qの中で最高である。また、営業利益についても日東電工及び村田製作所は過去5Qの中で最高値である。
1年H29前と比較して約9円の円安の影響もあるだろうが-3Q以降はむしろ円高傾向にあるため実態としての業績が伸びていると考えられる。
【収益性比較】
営業利益獲得額は村田製作所が実績では2千億円を超える水準であり実額は大きい。ROEは今期に入って日東電工が伸びてきており10%を大きく超えている。
TDKのROEは今期7%程度の予想であり低めの水準である。
【株価比較】
株価との比較では今期予想利益に基づくと日東電工及びTDKが20倍を下回っており、村田製作所のみが20倍を大きく超え24倍程度となっている。
村田製作所は直近Qにおいて売上、営業利益ともに前Qと比較して伸長している。
しかし、当初の通期予想である営業利益額226十億円から170十億円へ予想を引き下げている。
営業利益170十億円であれば2Qの営業利益進捗率が57%であるため、下期ではさらに営業利益が低下すると予想していることになる。