日本オラクル(4716)の業績・株価・財務分析(H30.5期時点)

2018/06/26

企業分析

【日本オラクルの分析結果】
クラウド、ハードウェアともに順調に確実に増収増益を継続している。サービスは横ばいの印象であるが利益率はハードウェアよりも高い。PBRは高いが安定してROEが高水準であるためPERは30倍を下回る水準である。




【日本オラクルの事業内容、特徴】
米カリフォルニアのオラクル・コーポレーションに74.5%の株式を保有されており、オラクル・コーポレーションの知的財産権の保有・管理を行っているオラクル・インターナショナル・コーポレーションと販売代理店契約を締結している。
主な売り先は日本電気、富士通であるがともに1割あるかないかで推移している。
また、日米税務当局間の移転価格に関しての合意に基づき、平成23年5月期より、オラクル・インターナショナル・コーポレーションに対するロイヤルティ料率が上げられている。事務管理はオラクルのシェアードサービスセンターを利用。




【日本オラクルの業績推移】
(前年同期比分析)
前年同期比で売上に関して直近Q累積額は前年比で+12,291百万円であり、前Q比で+7.1%となった。営業利益では前期比で+3,485百万円であり、前Q比で+6.6%となった。
(直近四半期比較分析)
売上に関して直近Qは前Q比で+6,185百万円であり、前Q比で+13.0%となった。
営業利益は直近Qは前Q比で+2,576百万円であり、前Q比で+18.1%となった。
最終利益は直近Qは前Q比で+1,965百万円であり、前Q比で+20.1%となった。

【日本オラクルの時価総額、事業価値、PBR,PER等】
直近純資産額131,425百万円に対して時価総額は1,060,424百万円、ネットキャッシュは169,326百万円、事業価値は891,098百万円、総資産額236,509百万円のうち、固定資産が44,218百万円を占める。
PERは会社予想利益に基づくと26.7倍、直近Q年換算数値に基づくと27.4倍、直近Qの4倍の前提に基づくと22.6倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは8.1倍である。


 

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【日本オラクル(4716)の業績・PER等分析】
損益計算書/ 指標 年間予想 直Q年換算 H30.5 H30.2 H29.11 H29.8
 売上(百万円) 190,118 185,481 53,765 47,580 42,880 41,256
 営業利益(百万円) 非開示 56,009 16,784 14,208 12,729 12,288
営業利益率 #VALUE! 30.2% 31.2% 29.9% 29.7% 29.8%
 経常利益(百万円) 67,000 55,978 16,814 14,171 12,763 12,230
 最終利益(百万円) 39,654 38,751 11,723 9,758 8,792 8,478
 最終÷経常比率 59.2% 69.2% 69.7% 68.9% 68.9% 69.3%
 ROE 30.2% 29.5% 35.7% 29.7% 26.8% 25.8%
 ROA(IPO後) 16.8% 16.4% 19.8% 16.5% 14.9% 14.3%
 EV/EBIT倍率 15.9 倍 13.3 倍 15.7 倍 17.5 倍 18.1 倍
PER 26.7 倍 27.4 倍 22.6 倍 27.2 倍 30.2 倍 31.3 倍
クラウドおよびソフトウェアセグメント売上 146,518 42,459 38,119 33,941 31,999
クラウドおよびソフトウェアセグメント営業利益 55,126 16,846 14,323 12,177 11,780
ハードウェアシステムズセグメント売上 18,063 5,525 4,649 3,943 3,946
ハードウェアシステムズセグメント営業利益 833 265 207 187 174
サービスセグメント売上 20,898 5,781 4,810 4,997 5,310
サービスセグメント営業利益 4,912 1,153 931 1,466 1,362
貸借対照表(単位:百万円)
純資産 131,425 総資産 236,509 発行済株 127,916千株
ネットキャッシュ 169,326 事業価値 891,098 固定資産 44,218
株価(H30.6.26)時点 8,290 時価総額 1,060,424 PBR 8.07 倍
純資産-ネットキャッシュ (37,901) 修正PBR (23.51) 修正PER 22.47 倍
株価分析
75日移動平均値 8,756 乖離率 -5%