サカタのタネ(1377)の業績・株価・財務分析(H30.5期時点)

2018/07/11

企業分析

【サカタのタネ(H30.5四半期)の分析結果】
 前四半期比で国内売上はやや減少、海外売上は2四半期連続の増加、全体としては売上増加となったが、資材売上の増加、種子在庫の評価損計上による営業利益率の低下により営業利益水準は国内、海外ともに減少した。


【サカタのタネの事業内容】
国内卸売事業:野菜種子、花種子、球根、苗木及び農園芸資材等を生産もしくは仕入れ、国内の種苗会社等へ販売。
海外卸売事業:同様の商品を海外の会社へ販売。
小売事業:一般園芸愛好家を対象として商品を仕入れ、国内のホームセンター向けに販売、また通信販売及び直営園芸店での販売も実施。
海外売上が国内売上の倍以上あり。


 

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【サカタのタネの業績推移】
(前年同期比分析)
前年同期比で売上に関して直近Q累積額は前年比で+568百万円であり、前Q比で+0.9%となった。営業利益では前期比で▲ 149百万円であり、前Q比で▲1.9%となった。
(直近四半期比較分析)
売上に関して直近Qは前Q比で+1,622百万円であり、前Q比で+10.5%となった。
営業利益は直近Qは前Q比で▲ 1,584百万円であり、前Q比で▲66.8%となった。
最終利益は直近Qは前Q比で▲ 972百万円であり、前Q比で▲59.2%となった。




【サカタのタネの時価総額、事業価値、PBR,PER等】
直近純資産額99,654百万円に対して時価総額は184,272百万円、ネットキャッシュは16,320百万円、事業価値は167,952百万円、総資産額121,612百万円のうち、固定資産が48,658百万円を占める。
PERは会社予想利益に基づくと30.2倍、直近Q年換算数値に基づくと32.0倍、直近Qの4倍の前提に基づくと68.9倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは1.8倍である。



【サカタのタネ(1377)の業績・PER等分析】
損益計算書/ 指標 年間予想 直Q年換算 H30.5 H30.2 H29.11 H29.8
 売上(百万円) 66,200 62,412 17,128 15,506 13,543 16,235
 営業利益(百万円) 7,300 7,553 788 2,372 470 3,923
営業利益率 11.0% 12.1% 4.6% 15.3% 3.5% 24.2%
 経常利益(百万円) 7,700 7,880 806 2,425 490 4,159
 最終利益(百万円) 6,100 5,767 669 1,641 545 2,912
 最終÷経常比率 79.2% 73.2% 83.0% 67.7% 111.2% 70.0%
 ROE 6.1% 5.8% 2.7% 6.6% 2.2% 11.7%
 ROA(IPO後) 5.0% 4.7% 2.2% 5.4% 1.8% 9.6%
 EV/EBIT倍率 23.0 倍 22.2 倍 53.3 倍 17.7 倍 89.3 倍 10.7 倍
PER 30.2 倍 32.0 倍 68.9 倍 28.1 倍 84.5 倍 15.8 倍
国内卸売セグメント売上 17,225 4,351 4,770 3,076 5,028
国内卸売セグメント営業利益 5,166 523 1,833 306 2,504
海外卸売セグメント売上 40,183 10,985 9,845 9,275 10,078
海外卸売セグメント営業利益 11,174 2,642 2,636 2,326 3,570
小売セグメント売上 7,103 2,742 1,499 1,273 1,589
小売セグメント営業利益 51 261 29 (256) 17
貸借対照表(単位:百万円)
純資産 99,654 総資産 121,612 発行済株 44,999千株
ネットキャッシュ 16,320 事業価値 167,952 固定資産 48,658
株価(H30.7.11)時点 4,095 時価総額 184,272 PBR 1.85 倍
純資産-ネットキャッシュ 83,334 修正PBR 2.02 倍 修正PER 27.53 倍
株価分析
75日移動平均値 4,042 乖離率 1%