【ブロードバンドセキュリティの概要】
過去2年間の資本政策における株価は想定発行価格と同値である。売上原価は労務費が4割、外注費が2割程度を占める。直近4Q(他期も同様)は繰越欠損金の利用が大きく(税金資産の評価性引当額は多額)税金費用がマイナスである。増収は継続しているが、利益率の低下により利益は伸びが鈍化している。
【ブロードバンドセキュリティの事業内容】
情報漏洩の予防や防止、セキュリティ機器の24時間365日体制での遠隔監視、未知のマルウエア検知によるネットワーク遮断等により、情報漏洩リスクから企業を守ることを目的としたセキュリティサービスを実施。サービスは「セキュリティ監査・コンサルティングサービス」、「脆弱性診断サービス」、「情報漏洩IT対策サービス」(売上の半分を占める)の3つに分類。セキュアメールサービスにおいては、Proofpoint,Inc.からのライセンス利用契約によりサービス提供。
【ブロードバンドセキュリティの株主】
主な株主はSBIインキュベーション(50.4%)、SBI FinTech Solutions(27.9%)、持塚社長(11.5%)である。
既存株主の売出はSBIインキュベーション300千株が主なものである。
【ブロードバンドセキュリティの定量情報】
従業員数はグループ全体で183人であり、平均年収(単体)は6,575千円、売上規模は3,067百万円(直近Q年換算では3,346百万円)である。営業利益規模は178百万円(直近Q年換算では181百万円)である。
直近総資産額は1,646百万円、純資産額は393百万円である。
【上場日とBB期間】
上場日は平成30年9月26日であり、BB期間は平成30年9月5日から平成30年9月11日までである。主幹事はみずほ証券である。
【ブロードバンドセキュリティの業績推移】
売上に関して直近期(n期)は前期比(n-1期)で+377百万円(+14.0%)、直近四半期年換算数値では前期比(n期)で+279百万円(+9.1%)である。
営業利益に関して直近期(n期)は前期比(n-1期)で+59百万円(+49.6%)、直近四半期年換算数値では前期比(n期)で+3百万円(+1.7%)である。
最終利益はn-1期が+86百万円、n期が+145百万円、直近四半期年間算額が+172百万円である。
【ブロードバンドセキュリティの時価総額(想定発行価格前提)】
想定発行価格に基づいた時価総額は3,169百万円(希薄化実行前提だと3,284百万円)である。
【ブロードバンドセキュリティのPBR,PER】
PERはn-1期の利益に基づくとが38.2倍、n期に基づくと22.6倍、直近四半期年間算額に基づくと19.1倍である。(ただし各期とも税金費用計上少額であり留意)
直近四半期決算書に基づくPBRは4.1倍である。
過去2年間の資本政策における株価は想定発行価格と同値である。売上原価は労務費が4割、外注費が2割程度を占める。直近4Q(他期も同様)は繰越欠損金の利用が大きく(税金資産の評価性引当額は多額)税金費用がマイナスである。増収は継続しているが、利益率の低下により利益は伸びが鈍化している。
【ブロードバンドセキュリティの事業内容】
情報漏洩の予防や防止、セキュリティ機器の24時間365日体制での遠隔監視、未知のマルウエア検知によるネットワーク遮断等により、情報漏洩リスクから企業を守ることを目的としたセキュリティサービスを実施。サービスは「セキュリティ監査・コンサルティングサービス」、「脆弱性診断サービス」、「情報漏洩IT対策サービス」(売上の半分を占める)の3つに分類。セキュアメールサービスにおいては、Proofpoint,Inc.からのライセンス利用契約によりサービス提供。
【ブロードバンドセキュリティの株主】
主な株主はSBIインキュベーション(50.4%)、SBI FinTech Solutions(27.9%)、持塚社長(11.5%)である。
既存株主の売出はSBIインキュベーション300千株が主なものである。
【ブロードバンドセキュリティの定量情報】
従業員数はグループ全体で183人であり、平均年収(単体)は6,575千円、売上規模は3,067百万円(直近Q年換算では3,346百万円)である。営業利益規模は178百万円(直近Q年換算では181百万円)である。
直近総資産額は1,646百万円、純資産額は393百万円である。
【上場日とBB期間】
上場日は平成30年9月26日であり、BB期間は平成30年9月5日から平成30年9月11日までである。主幹事はみずほ証券である。
【ブロードバンドセキュリティの業績推移】
売上に関して直近期(n期)は前期比(n-1期)で+377百万円(+14.0%)、直近四半期年換算数値では前期比(n期)で+279百万円(+9.1%)である。
営業利益に関して直近期(n期)は前期比(n-1期)で+59百万円(+49.6%)、直近四半期年換算数値では前期比(n期)で+3百万円(+1.7%)である。
最終利益はn-1期が+86百万円、n期が+145百万円、直近四半期年間算額が+172百万円である。
【ブロードバンドセキュリティの時価総額(想定発行価格前提)】
想定発行価格に基づいた時価総額は3,169百万円(希薄化実行前提だと3,284百万円)である。
【ブロードバンドセキュリティのPBR,PER】
PERはn-1期の利益に基づくとが38.2倍、n期に基づくと22.6倍、直近四半期年間算額に基づくと19.1倍である。(ただし各期とも税金費用計上少額であり留意)
直近四半期決算書に基づくPBRは4.1倍である。
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【ブロードバンドセキュリティ(4398)の業績・PER分析】 | ||||
損益計算書/ 指標 | 直Q年換算 | 直Q期 | n期 | n-1期 |
売上(百万円) | 3,346 | 3,346 | 3,067 | 2,690 |
売上総利益(百万円) | 794 | 794 | 745 | 681 |
粗利率 | 23.7% | 23.7% | 24.3% | 25.3% |
営業利益(百万円) q | 181 | 181 | 178 | 119 |
営業利益率 | 5.4% | 5.4% | 5.8% | 4.4% |
最終利益(百万円) r | 172 | 172 | 145 | 86 |
最終利益÷営業利益 | 95% | 95% | 81% | 72% |
ROE(IPO後) r÷l | 22.5% | 19.0% | 11.2% | |
ROA(IPO後) r÷m | 8.5% | 7.2% | 4.3% | |
EV/EBIT倍率 p÷q | 16.9 | 17.2 | 25.7 | |
想定発行価格PER i÷r | 19.1 | 22.6 | 38.2 | |
過去2年間の資本政策における株価は想定発行価格と同値である。売上原価は労務費が4割、外注費が2割程度を占める。直近4Q(他期も同様)は繰越欠損金の利用が大きく(税金資産の評価性引当額は多額)税金費用がマイナスである。増収は継続しているが、利益率の低下により利益は伸びが鈍化している。 | ||||
想定時価総額(百万円)/希薄化込 | 3,169 | 3,284 | ||
事業価値(百万円)/純資産倍率 | 3,061 | 4.1 | ||
資本政策 | 日付 | 分割数・単価 | 日付 | 分割数・単価 |
株式分割 | H28/10 | 1/100(併合) | ||
譲渡・新株単価(分割考慮) | H28/3 | 800 | H30/3 | 800 |
想定発行価格 | 800 | |||
既存株主(希薄化除く) | 持株数(千株) | 持株比率 | 発行済株式数(千株) | |
SBIインキュベーション | 1,741 | 50% | 3,456 | |
SBI FinTech Solutions | 964 | 28% | ||
持塚社長 | 396 | 11% | ||
PERシミュレーション | 20倍 | 50倍 | 100倍 | 150倍 |
必要最終利益(百万円) | 164 | 66 | 33 | 22 |
必要営業利益(70%前提) | 235 | 94 | 47 | 31 |
【ブロードバンドセキュリティ(4398)の会社情報・BS分析】 | ||||
項目 | 内容 | |||
会社名/社長 | ブロードバンドセキュリティ | 持塚 朗 | ||
証券コード | 4398 | |||
市場/主幹事証券 | JASDAQ(スタンダード) | みずほ証券 | ||
上場日/BB期間 | 平成30年9月26日 | 平成30年9月5日から平成30年9月11日まで | ||
事業内容 | 情報漏洩の予防や防止、セキュリティ機器の24時間365日体制での遠隔監視、未知のマルウエア検知によるネットワーク遮断等により、情報漏洩リスクから企業を守ることを目的としたセキュリティサービスを実施。サービスは「セキュリティ監査・コンサルティングサービス」、「脆弱性診断サービス」、「情報漏洩IT対策サービス」(売上の半分を占める)の3つに分類。セキュアメールサービスにおいては、Proofpoint,Inc.からのライセンス利用契約によりサービス提供。 | |||
人員(人)/年齢(歳)/年収(千円) | 183 | 41 | 6,575 | |
募集株数(OA含む) | 505,000 | a | ||
売出株数(OA含む) | 300,000 | b | ||
主な売出人 | SBIインキュベーション300千株 | |||
発行済株式数(上場前/自己株除) | 3,455,730 | c | ||
発行済株式数(上場直後) | 3,960,730 | d=a+c | ||
希薄化株式数(新株予約権) | 144,000 | e | ||
発行済株式数希薄化後(上場後) | 4,104,730 | f=d+e | ||
想定発行価格(円) | 800 | g | ||
上場後時価総額(百万円) | 3,169 | h=d×g | ||
上場後時価総額/希薄化込(百万円) | 3,284 | i=f×g | ||
直近純資産(百万円) | 393 | j | ||
直近総資産(百万円) | 1,646 | k | ||
直近固定資産(百万円) | 694 | |||
IPO後純資産(百万円) | 765 | l=j+a×g | ||
IPO後総資産(百万円) | 2,018 | m=k+a×g | ||
IPO後PBR | 4.1 | n=h÷l | ||
ネットキャッシュ(百万円) | 108 | o | ||
EV | 3,061 | p=h-o | ||
貸借対照表 | ||||
自己資本比率が低く、手元キャッシュも多くはない。リース資産、ソフトウェアが2億円を超えており前受収益は3億円を超える。 |