IPO上場/フロンティアインターナショナル(7050)の業績・株価・財務分析

2019/01/28

IPO

【フロンティアインターナショナルの概要】
業績は安定して、安定した売上、利益を確保している。粗利率は2割程度、売上原価の8割が外注費(製作費、人件費、会場費)が占める。





【フロンティアインターナショナルの事業内容】
1990年に河村康宏が当社設立。企業及び団体のマーケティング活動におけるプロモーション事業の請負、企画の立案、制作、運営業務を、企画や制作の専門組織を有さず、各営業組織が企画から運営までを一貫して行うワンストップ体制で提供。
TV等のマスコミュニケーション4媒体以外の全ての「コミュニケーション領域」を対象にプロモーション活動を実施。


【フロンティアインターナショナルの株主】
主な株主は河村 康宏(社長)(52.9%)、渡邊 伸一郎(14.4%)、古井 貴(9.6%)である。
既存株主の売出は河村康宏298千株、渡邊伸一郎150千株、古井貴150千株が主なものである。


【フロンティアインターナショナルの定量情報】
従業員数はグループ全体で192人であり、平均年収(単体)は6,050千円、売上規模は12,193百万円(直近Q年換算では11,664百万円)である。営業利益規模は1,047百万円(直近Q年換算では1,076百万円)である。
直近総資産額は5,929百万円、純資産額は3,559百万円である。


【上場日とBB期間】
上場日は2/28であり、BB期間は2/13-2/19である。主幹事はSMBC日興証券である。


【フロンティアインターナショナルの業績推移】
売上に関して直近期(n期)は前期比(n-1期)で+1482百万円(+13.8%)、直近四半期年換算数値では前期比(n期)で▲ 529百万円(▲4.3%)である。
営業利益に関して直近期(n期)は前期比(n-1期)で+204百万円(+24.2%)、直近四半期年換算数値では前期比(n期)で+29百万円(+2.8%)である。
最終利益はn-1期が+503百万円、n期が+713百万円、直近四半期年間算額が+710百万円である。


【フロンティアインターナショナルの時価総額(想定発行価格前提)】
想定発行価格に基づいた時価総額は10,177百万円(希薄化実行前提だと10,914百万円)である。


【フロンティアインターナショナルのPBR,PER】
PERはn-1期の利益に基づくとが21.7倍、n期に基づくと15.3倍、直近四半期年間算額に基づくと15.4倍である。
直近四半期決算書に基づくPBRは2.4倍である。


【フロンティアインターナショナル(7050)の業績・PER分析】
損益計算書/ 指標 直Q年換算 直Q期 n期 n-1期
 売上(百万円) 11,664 5,832 12,193 10,711
 売上総利益(百万円) 2,720 1,360 2,627 2,415
 粗利率 23.3% 23.3% 21.5% 22.5%
 販管費(百万円) 1,644 822 1,580 1,572
 営業利益(百万円) q 1,076 538 1,047 843
営業利益率 9.2% 9.2% 8.6% 7.9%
 最終利益(百万円) r 710 355 713 503
最終利益÷営業利益 66% 66% 68% 60%
 ROE(IPO後) r÷l 17.1% 17.1% 12.1%
 ROA(IPO後) r÷m 10.9% 10.9% 7.7%
 EV/EBIT倍率 p÷q 7.6 7.8 9.6
 想定発行価格PER i÷r 15.4 15.3 21.7
業績は安定して、安定した売上、利益を確保している。粗利率は2割程度、売上原価の8割が外注費(製作費、人件費、会場費)が占める。
想定時価総額(百万円)/希薄化込 10,177 10,914
事業価値(百万円)/純資産倍率 8,134 2.4
資本政策 日付 分割数・単価 日付 分割数・単価
株式分割 H30/12 200
譲渡・新株単価(分割考慮) H29/3 269 H30/10 610
想定発行価格 2,290
既存株主(希薄化除く) 持株数(千株) 持株比率 発行済株式数(千株)
河村 康宏(社長) 2,200 53% 4,157
渡邊 伸一郎 600 14%
古井 貴 400 10%
PERシミュレーション 20倍 50倍 100倍 150倍
 必要最終利益(百万円) 546 218 109 73
 必要営業利益(70%前提) 780 312 156 104
【フロンティアインターナショナル(7050)の会社情報・BS分析】
項目 内容
会社名/社長 フロンティアインターナショナル 河村康宏
証券コード 7050
市場/主幹事証券 マザーズ SMBC日興証券
上場日/BB期間 2/28 2/13-2/19
事業内容 1990年に河村康宏が当社設立。企業及び団体のマーケティング活動におけるプロモーション事業の請負、企画の立案、制作、運営業務を、企画や制作の専門組織を有さず、各営業組織が企画から運営までを一貫して行うワンストップ体制で提供。TV等のマスコミュニケーション4媒体以外の全ての「コミュニケーション領域」を対象にプロモーション活動を実施。
IPO調達額(百万円)/資金使途 605 ①事業拡大に伴う人件費及び採用費、②本社オフィス増床に伴う費用に充当
人員(人)/年齢(歳)/年収(千円) 192 32.4 6,050
募集株数(OA含む) 287,000 a
売出株数(OA含む) 598,000 b
主な売出人 河村康宏298千株、渡邊伸一郎150千株、古井貴150千株
発行済株式数(上場前/自己株除) 4,157,000 c
発行済株式数(上場直後) 4,444,000 d=a+c
希薄化株式数(新株予約権) 322,000 e
発行済株式数希薄化後(上場後) 4,766,000 f=d+e
想定発行価格(円) 2,290 g
上場後時価総額(百万円) 10,177 h=d×g
上場後時価総額/希薄化込(百万円) 10,914 i=f×g
直近純資産(百万円) 3,559 j
直近総資産(百万円) 5,929 k
直近固定資産(百万円) 623
IPO後純資産(百万円) 4,164 l=j+a×g
IPO後総資産(百万円) 6,534 m=k+a×g
IPO後PBR 2.4 n=h÷l
ネットキャッシュ(百万円) 2,043 o
EV 8,134 p=h-o
貸借対照表
無借金で多額の資金を有し財務内容は安定している。